電気柵がうまくいかない? よくある間違った事例

2018/4/17

アフターサービス担当の三上です。
いよいよ、4月に入り電気柵を設置し始める方が
多いのではないでしょうか?

特にこの時期によくお問い合わせいただくのが
「電気柵の電圧がうまく流れない」
「昨年設置したときはそんなことなかったのに・・・」
「何が原因かわからない。機械の故障なのか?」
などのお問合せです。

よくある事例から、稀なパターンまでを簡単にまとめてみました。

 

①木柱や鉄柱にワイヤーがふれて漏電している

電気柵の基本ですが、木柱や鉄柱などの支柱を使う場合は必ず専用の碍子が必要です。写真のように前縁テープを巻いていたとしても、漏電する可能性があります。鉄柱や木柱をお使いの方は、よくチェックしてみてください。

②アースがきちんと設置できていない

アースが錆びて劣化してしまうと、きちんとした効果を発揮できません。
錆びが酷くなったアースは取り換えをお勧めします。

③ポリワイヤーが劣化して、内部の鉄線が断線している

見た目は切れていなくても、内部にある鉄線が切れていると電気の流れが
そこで止まってしまいます。あるラインまでは電圧が来ているが、そこから先が電圧が出ない、という場合はこのケースが考えられますので、ワイヤーをチェックしましょう。
ボロボロになったワイヤーは交換がお勧めです。

 

また、稀なパターンとしては過去にこんなこともありました。

①ソーラーパネルに触れて漏電していた・・・

弊社の営業が現場に行った際に、発覚したケースでした。
ソーラーパネルにワイヤーがわずかに触れており、そこから漏電しているのが
見つかりました。ソーラーパネルを設置している方は電気柵からできるだけ放して
設置することが望ましいでしょう。

②出入り口(ゲート)を開けっぱなしだった・・・

最も意外だったのがこのケースだったかもしれません。
出入口のハンドルを外したまま地面に放置してしまうと、そこから漏電してしまいます。農作業が忙しくなると、開閉が面倒になることがあるかもしれませんが、出入り口部分もしっかりとチェックしましょう。

 

いかがでしたでしょうか?

焦りや思い込みから思わぬトラブルに繋がってしまうことがありますので、
ひとつずつ確認しながら、電気柵を設置しましょう!

 

今年もアフターサービス担当として、皆様によりスムーズに電気柵を使っていただけるよう、対応させていただきます!

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