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電気柵とは?
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電気柵とは、動物に慣れることのない痛み(電気ショック)を経験させて、
動物の心理的バリヤー(警戒心)により柵に近寄り難くさせる柵のことです。
動画は弊社デモンストレーションファームにて撮影。電気柵に慣れていない牛は何度も感電していましたが、やがて近づくことはなくなりました。野生動物対策でも放牧においても、この「電気柵の学習」が非常に重要になります。
電気柵の仕組み
動物が電気柵ワイヤーに触れることで、電気が動物の体を通って地面に流れ、アースから本器へ流れる電気柵の回路が成立します。
これにより強いショックに驚いた動物は、その後心理的に柵に近寄りにくくなります。
「+」の電気柵ワイヤーと「-」の地面の両方に触れて初めてショックが発生するので、スズメなどが止まってもショックは受けません。
地面に立つ動物が電気柵ワイヤーに接触したときに電気柵の回路が成立し、動物はショックを受けます。
(電気柵の回路を成立させる「スイッチ」の役割になります)地面から生えた植物などが触れた場合も回路が成立しますので、電気は流れ、漏電してしまいます。
電気柵の歴史と海外での事例
- 昨今、中山間地の田畑などで、簡単に見かけることが出来る電気柵ですが、もともとは、ウシやウマなどの家畜の放牧をコントロールするシステムとして開発されました。
2000 年に入り、野生動物による農作物被害や列車などとの交通事故などが深刻化し、鳥獣被害対策の制度や補助金が整備されるようになり、急速に普及していきました。
- また、電気柵は国内のみならず、海外でも様々な用途で設置されています。
例えば、動物園や国立公園で動物の脱柵防止としても使用されています。地域によっては、防犯対策として住宅地や施設に設置されているところもあります。(日本国内では防犯対策での使用は禁じられています)
柵の種類
- ファームエイジがご提案する柵の種類は、
大きく分けて以下のようになります。
それぞれ特徴がありますので、対象動物や設置環境によって
適切なタイプを選ぶのがポイントです。
(※以下の内容は目安です)
耐久性・・・高いものは常設、低いものは使わない時期は回収が必要になる場合があります。
導入コスト・・・資材費用の目安になります。起伏や傾斜などの設置環境により異なります。
施工性・・・簡単なものは自力で、難しいものは、業者に依頼が必要になる場合があります。
電気柵 よくある質問
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