【子牛 初乳給与】きちんと与えて健康的な子牛に。必要なポイントを知ろう
初乳給与は、子牛育成のさまざまなリスクを低減するための第一歩として、とても重要です。
ここでは、
- ・初乳の基礎知識
- ・初乳給与のポイント 4点
- ・初心者でも簡単に初乳給与ができる「ミルクチューブ」とユーザーの声
目次
1.初乳とは?
初乳とは、子牛が母牛から最初に与えられるミルクをさします。2.なぜ初乳給与が必要?
生後間もない子牛には免疫がありません。母牛の初乳に含まれている免疫グロブリンを摂取して、はじめて免疫を得ます。
ニュージーランドでは、初乳から免疫グロブリンを上手に吸収できなかった子牛は、
上手に摂取できた子牛に比べ死亡確率が増加したという報告があります。
3.初乳給与のポイントは?
考え方としては、単に「初乳を給与すること」ではなく
「免疫グロブリン濃度が高く、質の良い初乳を与えること」がポイントです。
大きく分けて、以下の要素に分けられます。
3-1.初乳の量
生体重50kgなら5L、40kgなら4L が目安となります。前述した通り、免疫グロブリンが多く含まれる初乳が望ましいです。
3-2.初乳の質
初乳は母牛から与えられるので、質を上げるためには、母牛の栄養管理も重要です。3-3.与える時間
生まれてから6時間以内が理想と言われています。理由は、時間経過とともに子牛の免疫グロブリン吸収率が低下してしまうからです。
初乳は生まれてからできるだけ早急に与えましょう。
もし、自然哺乳でうまく摂取できない個体に対しては、人の手で強制的に哺乳できるツールも準備しておくと安心です。
3-4.初乳の衛生管理
基本的なことではありますが、寄生中や病原体を増殖させないなど、衛生管理も必要です。4.初乳給与ツール ミルクチューブ
4-1.ミルクチューブとは
ミルクチューブは、初めての方でも簡単に初乳給与ができるツールです。ニュージーランドの獣医さんがデザインしており、子牛にストレスなく、初乳給与ができるよう設計されています。
ボトルの容量は4リットルと大きめの設計なので、初乳の給与量を補うことができます。
チューブは透明で柔軟。チューブ先端は、流線状で飲み込みやすいデザインになっています。
また、交換用乳首が付属しているので、
初乳給与後は交換用乳首を使って、哺乳ボトルとしても使用できる点も、便利だと好評です。
4-1.お客様の声
(1)ホルスタイン農家様
「その日は深夜に分娩がはじまり、出産自体は無事終わったが、初乳をうまく飲んでくれない個体がいた。気づけば日付を回り、これ以上ボトルでの給与は難しいと考え、ミルクチューブを使った。
すると残り1L程度を、1分程度で給与することができた。
おかげで、明日の作業に支障がない程度に睡眠をとることができ、安心した。」
(2)和牛農家様
「和牛子牛の初乳用ミルクの給与用に購入。ホースに目安スケールが印刷されていることやホースの挿入もしやすく、
素人の私でも容易に使用することができました。
(中略)欲を言えば、子牛が立った状態で頭を上げたときに、
ボトルが宙ぶらりんになることがあったためホースが若干長めがいいかなと感じました。」
SNS上でのお声
Instagram(インスタグラム)やTwitter(ツイッター)などでも、ユーザー様が独自でご感想を掲載いただいています。
5.選べる2タイプをご用意
ホルスタインなどであれば、通常タイプ(青)がオススメです。 ミニタイプ(ピンク)は、ジャージー牛や和牛のような小型の子牛や、 虚弱体質の子牛用に設計されているモデルです。参考商品
その他製品は >>>こちら
まとめ
いかがだったでしょうか。 初乳は子牛を育成するうえでとても必要な要素ですが、質の良い初乳を与えるためには、まず最初に母牛の健康管理を行うことが最初のステップになってきます。
どうしてもうまく飲めない個体や、時間がかかってしまう場合に、ミルクチューブなどのツールが少しでも
お役に立てると幸いです。
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