話題の⾼栄養粗飼料「ファイバーゲイン」ってなに︖ユーザーからの反響は︖
昨年(2022年)の第12回全国和牛能力共進会で、ファイバーゲインという新商品を先行リリースいたしましたが、
想像以上に反響があり、すでにお使いいただいた感想を多数いただくまでになりました。
今回は、ファイバーゲインの特徴やメリットから、よくいただくご質問をまとめました。
さらに、実際にお使いいただいてる方に営業担当がインタビューを実施!
生の声もご紹介いたします!
アルファルファと皮付粗びき大麦(穀物)をバランスよく配合した、子牛用の発酵繊維飼料です。
哺育期からの「牛づくり」における健康的なルーメン発達をサポートします。
その他製品は >>>こちら
ルーメン(第一胃)での主要な発酵産物が、牛に必要なエネルギーの約80%を占めています。
また、ルーメン内で発酵を行う微生物が、牛に必要なタンパク質の50~60%を担っています。
これらのことからも、牛にとって、ルーメンはとても大事な臓器だということがよく分かります。
そのルーメンは、成牛の場合、胃全体(4つの胃)の約80%を占めています。
生まれて間もない頃は小さいルーメンも、生後3カ月にもなると約70%を占める状態まで成長します。
ですから、生後3カ月までの哺育状況が、その牛の生涯のルーメン機能の良し悪しを決めてしまうと言っても過言ではありません。
したがって、哺育期からルーメン発達を促すことが、牛のパフォーマンスを最大限に引き出すためにとても重要な仕事となってきます。
ファイバーゲインは、生まれて間もない哺乳期からでも消化吸収できる、高品質の発酵繊維です。
哺育期から、健康的で強いルーメンと絨毛の発達、栄養吸収UPをサポートします。
ルーメン内には様々な微生物が牛と共存していますが、微生物にはそれぞれ好き嫌いがあり、大きく分けると2つの分解菌が活動しています。
1つは、澱粉分解菌。耐えられるpH値の幅が広く、主に配合飼料など穀物を分解する菌です。分解することで、牛のエネルギー源となるプロピオン酸をつくります。
もう1つは、草を分解する繊維分解菌。草を分解することで、牛のエネルギー源となる酢酸、酪酸をつくります。
繊維分解菌はpH値の変動に弱く、pH値が6以下に酸性化すると活動が弱くなり、数も減少してしまうような、とてもデリケートな微生物なのです。
ルーメン内での3つのエネルギー源の割合は、酢酸:酪酸:プロピオン酸=70%:10%:20%が理想と言われており、酸性のプロビオン酸が多くなってしまうと、ルーメン内pHが変動して微生物のバランスが崩れてしまいます。
そのバランスをできる保つための仕組みが「反芻」です。反芻には2つの目的があります。1つは、発酵しやすくするため、消化しにくい草(繊維飼料)を細かくすること。もう1つは、微生物が活発に活動できるように、唾液によってルーメン内のpHを安定させること。
つまり、反芻をしっかりできる牛は、草をたくさん食い込める牛でもあるんですね。
では、反芻はどのようなメカニズムで起こるのでしょうか。実は、ルーメンの中にはルーメンマットと呼ばれる草の塊があります。穀物飼料に比べて草(繊維飼料)は消化スピードがゆっくりで、その消化途中の草でつくられているのがルーメンマットです。このルーメンマットがルーメン内の胃壁の特定部分に触れると、その反射行動として、反芻が起こります。良いルーメンマットは、分厚くて硬い、という特徴があり、良いルーメンマットを持つ牛は、しっかり反芻することができるのです。また、分厚くて硬いルーメンマットをつくるためには、草をしっかり食い込んでいることが大切です。
ファイバーゲインの多くは、アルファルファ(草)でできており、哺育牛のルーメン内でルーメンマットをつくる核になることができます。哺育中から、分厚くて硬いルーメンマットをつくることで、しっかり反芻し、草を食い込むことができるようになるわけです。
また、胃の中で行なわれる消化吸収の途中段階「発酵」している商品のため、消化しやすくなっています。
効果を最大限に実感していただくためのポイントは、生まれてから離乳までの期間に集中して、弊社の給与マニュアルに沿った量を子牛に与えていただくことをおすすめします。
サイレージ同様に、空気に触れると発酵が進み劣化してしまいます。ちなみに、未開封の場合、製造日から2年間保ちます。
保管場所としては、高温多湿を避け、冷暗所や日陰での保管をおすすめします。
寒冷地において、冬場の気温低下により、商品が凍ってしまい、ほぐれにくくなる場合がございます。
凍ることによる品質変化の大きな影響はございませんが、外気温が低い場合は、室内での保管をおすすめします。
袋の損傷や、開封後2週間以上経過すると、劣化によりカビが発生する場合があります。
害虫やクギ、小石、地面に引きずっての袋移動などは、袋の損傷の原因となりますので、保管時にご注意ください。
昨年(2022年)の全国和牛共進会にて先行リリースしたところ、多数のお客様から反響をいただいきました。
「香りが良く、嗜好性が良い」「哺乳時期の下痢に悩んだけど、今は大丈夫」など、哺育中の課題が解決できたという声を多数いただくことができました。
その中でも、今回は、お写真も含めてご提供いただいたユーザー様2名の
お声をご紹介します。
子牛が生まれてから離乳時期までFGを給与されています。
生後1~2カ月齢から、食い込みが上がってきて、哺乳時期からの筋肉のつき方、ふとももの張りが良いように感じるとのこと。
さらに、体が丈夫になったためか、風邪などの治療を必要とする子牛も
最近減ってきたようです。
離乳後の乾草の食い込みも良好!
「FGは食べさせすぎても、それが原因で下痢になることがないので、安心して使っている」
生後2週間から、離乳する3日月齢まで、当社の給与マニュアル通りファイバーゲインとスターターを1:1の割合で給与されています。
ファイバーゲインを給与して育った育成牛は乾草の食い込みがすごいく良いそうです。
濃厚飼料も食べるが、乾草のほうが喜んで食べるように見えるそう。
「肥育農家さんに喜んでもらえるような、草を食い込める牛づくりができそう」と大変うれしいお言葉をいただきました!
子牛の哺育期の飼育に課題を感じる農家様は多いと聞きます。
ファイバーゲインが、少しでも課題解決にお役立ていただけるよう、今後も多くの情報を集めていきたいと思います!
想像以上に反響があり、すでにお使いいただいた感想を多数いただくまでになりました。
今回は、ファイバーゲインの特徴やメリットから、よくいただくご質問をまとめました。
さらに、実際にお使いいただいてる方に営業担当がインタビューを実施!
生の声もご紹介いたします!
目次
1.ファイバーゲインとは?
ファイバーゲイン(以下FG)は、アルファルファと皮付粗びき大麦(穀物)をバランスよく配合した、子牛用の発酵繊維飼料です。
哺育期からの「牛づくり」における健康的なルーメン発達をサポートします。
参考商品
その他製品は >>>こちら
2.なぜ子牛の胃を育てることが重要?
ルーメン(第一胃)での主要な発酵産物が、牛に必要なエネルギーの約80%を占めています。
また、ルーメン内で発酵を行う微生物が、牛に必要なタンパク質の50~60%を担っています。
これらのことからも、牛にとって、ルーメンはとても大事な臓器だということがよく分かります。
そのルーメンは、成牛の場合、胃全体(4つの胃)の約80%を占めています。
生まれて間もない頃は小さいルーメンも、生後3カ月にもなると約70%を占める状態まで成長します。
ですから、生後3カ月までの哺育状況が、その牛の生涯のルーメン機能の良し悪しを決めてしまうと言っても過言ではありません。
したがって、哺育期からルーメン発達を促すことが、牛のパフォーマンスを最大限に引き出すためにとても重要な仕事となってきます。
ファイバーゲインは、生まれて間もない哺乳期からでも消化吸収できる、高品質の発酵繊維です。
哺育期から、健康的で強いルーメンと絨毛の発達、栄養吸収UPをサポートします。
3.よくあるご質問
Q.なんでファイバーゲインがおすすめなの?
A.ファイバーゲインは、哺育期から長くて強い反芻行動をサポートし、結果的に草を食い込める牛づくりに貢献できるからです。ルーメン内には様々な微生物が牛と共存していますが、微生物にはそれぞれ好き嫌いがあり、大きく分けると2つの分解菌が活動しています。
1つは、澱粉分解菌。耐えられるpH値の幅が広く、主に配合飼料など穀物を分解する菌です。分解することで、牛のエネルギー源となるプロピオン酸をつくります。
もう1つは、草を分解する繊維分解菌。草を分解することで、牛のエネルギー源となる酢酸、酪酸をつくります。
繊維分解菌はpH値の変動に弱く、pH値が6以下に酸性化すると活動が弱くなり、数も減少してしまうような、とてもデリケートな微生物なのです。
ルーメン内での3つのエネルギー源の割合は、酢酸:酪酸:プロピオン酸=70%:10%:20%が理想と言われており、酸性のプロビオン酸が多くなってしまうと、ルーメン内pHが変動して微生物のバランスが崩れてしまいます。
そのバランスをできる保つための仕組みが「反芻」です。反芻には2つの目的があります。1つは、発酵しやすくするため、消化しにくい草(繊維飼料)を細かくすること。もう1つは、微生物が活発に活動できるように、唾液によってルーメン内のpHを安定させること。
つまり、反芻をしっかりできる牛は、草をたくさん食い込める牛でもあるんですね。
では、反芻はどのようなメカニズムで起こるのでしょうか。実は、ルーメンの中にはルーメンマットと呼ばれる草の塊があります。穀物飼料に比べて草(繊維飼料)は消化スピードがゆっくりで、その消化途中の草でつくられているのがルーメンマットです。このルーメンマットがルーメン内の胃壁の特定部分に触れると、その反射行動として、反芻が起こります。良いルーメンマットは、分厚くて硬い、という特徴があり、良いルーメンマットを持つ牛は、しっかり反芻することができるのです。また、分厚くて硬いルーメンマットをつくるためには、草をしっかり食い込んでいることが大切です。
ファイバーゲインの多くは、アルファルファ(草)でできており、哺育牛のルーメン内でルーメンマットをつくる核になることができます。哺育中から、分厚くて硬いルーメンマットをつくることで、しっかり反芻し、草を食い込むことができるようになるわけです。
Q.いつから与えることができますか?
A.生まれて数日の子牛から給与可能です。子牛でも消化吸収できるよう、柔らかい牧草繊維を厳選しております。また、胃の中で行なわれる消化吸収の途中段階「発酵」している商品のため、消化しやすくなっています。
効果を最大限に実感していただくためのポイントは、生まれてから離乳までの期間に集中して、弊社の給与マニュアルに沿った量を子牛に与えていただくことをおすすめします。
Q.1袋何キロ?金額は?
A.20㎏です。金額は、地域によって異なりますので、詳細はお問合せください。Q.開封してからどれぐらい持ちますか?
A.気温にもよりますが、開封後は2週間以内で使い切ることをおすすめします。サイレージ同様に、空気に触れると発酵が進み劣化してしまいます。ちなみに、未開封の場合、製造日から2年間保ちます。
保管場所としては、高温多湿を避け、冷暗所や日陰での保管をおすすめします。
寒冷地において、冬場の気温低下により、商品が凍ってしまい、ほぐれにくくなる場合がございます。
凍ることによる品質変化の大きな影響はございませんが、外気温が低い場合は、室内での保管をおすすめします。
袋の損傷や、開封後2週間以上経過すると、劣化によりカビが発生する場合があります。
害虫やクギ、小石、地面に引きずっての袋移動などは、袋の損傷の原因となりますので、保管時にご注意ください。
4.ユーザーの声
昨年(2022年)の全国和牛共進会にて先行リリースしたところ、多数のお客様から反響をいただいきました。
「香りが良く、嗜好性が良い」「哺乳時期の下痢に悩んだけど、今は大丈夫」など、哺育中の課題が解決できたという声を多数いただくことができました。
その中でも、今回は、お写真も含めてご提供いただいたユーザー様2名の
お声をご紹介します。
4-1.和牛農家さん(鹿児島県)
こちらの農家さんでは4か月ほどファイバーゲインをお使いいただいています。感触は、「なかなか良い感じ」とのこと。子牛が生まれてから離乳時期までFGを給与されています。
生後1~2カ月齢から、食い込みが上がってきて、哺乳時期からの筋肉のつき方、ふとももの張りが良いように感じるとのこと。
さらに、体が丈夫になったためか、風邪などの治療を必要とする子牛も
最近減ってきたようです。
離乳後の乾草の食い込みも良好!
「FGは食べさせすぎても、それが原因で下痢になることがないので、安心して使っている」
4-2.和牛繁殖農家さん(宮崎県)
昨年の11月からファイバーゲインを使っていただいています。生後2週間から、離乳する3日月齢まで、当社の給与マニュアル通りファイバーゲインとスターターを1:1の割合で給与されています。
ファイバーゲインを給与して育った育成牛は乾草の食い込みがすごいく良いそうです。
濃厚飼料も食べるが、乾草のほうが喜んで食べるように見えるそう。
「肥育農家さんに喜んでもらえるような、草を食い込める牛づくりができそう」と大変うれしいお言葉をいただきました!
5.まとめ
いかがでしたでしょうか?子牛の哺育期の飼育に課題を感じる農家様は多いと聞きます。
ファイバーゲインが、少しでも課題解決にお役立ていただけるよう、今後も多くの情報を集めていきたいと思います!
ご興味のある方は以下からお問合せください。全国無料でカタログも配布しております。
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