【馬 放牧】オススメの柵は? 導入事例や注意事項など基礎知識をご紹介
馬(ウマ)において、放牧するメリットや目的は様々です。
競走馬ではトレーニングの一環で行われることもあれば、
大型のどさんこなどでは、耕作放棄地対策として、導入されることもあります。
ここでは、
・放牧するメリット
・注意点
・柵の種類と導入事例
についてご紹介します。
【ご注意ください】
海外では一般的に用いられている電気柵ですが、ウマの気質によってはおすすめできない場合があります。
ウマは電気ショックに弱いため馴致は慎重に行ってください。
目次
1.放牧するメリットは?
1-1.馬のストレス発散
広大な放牧地を駆け抜ける馬を見ると、誰でも「気持ちよさそうだな~」と感じるでしょう。厩舎や馬房の中にいる時間が長くなると、ストレスが蓄積し、健康面でも影響が出る可能性が考えられます。
1-2.管理の手間や費用軽減(餌、寝藁など)
放牧している間は、馬は自由に過ごせるので、管理の手間はなくなります。寝藁や除ふん作業など、それに伴う費用負担も少なくなります。
2.放牧する上での注意点
2-1.放牧地の環境を確認する
放牧地を選ぶ際は、実際の環境をよく確認しましょう。凸凹が多い土地や、ぬかるみやすい土壌では、足を怪我してしまうリスクが増えます。
足を怪我してしまうと、その後生活に大きな支障をきたしてしまいます。
場合によっては、事前に整地することも検討しましょう。
2-2.柵や給水設備のメンテナンス
放牧しているからといって、ずっと放置しておけばよいというわけではありません。馬だけでなく、牛など他の家畜においても、草や飲水などが少なくなってくると、危機感を覚えて、脱柵を試みてしまいます。
餌となる草や給水設備など、しっかり準備をしておきましょう。
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3.馬を放牧するための柵
3-1.馬用電気柵
海外では一般的に用いられている電気柵ですが、ウマの気質によってはおすすめできない場合があります。ウマは電気ショックに弱いため馴致は慎重に行ってください。
事例1:簡易電気柵
ひとつ目は、白馬岩岳マウンテンリゾート様での電気柵設置事例です。
長野県にある弊社支店のファーム信越が、設計のお手伝いをさせていただきました。
白馬岳マウンテンリゾート様では、雪の消えたスキー場を利用した夏季の観光地に馬放牧用の電気柵を約1700m設置しました。
馴致されている馬は電気柵に近づこうともしなかったのですが、
馴致されていない馬は、手綱を握って触らせ、その後手綱を外してからも2回ほど触った後、しっかりと覚えたようでした。
事例2:木柵 × 電気柵
ふたつ目は、馬の「さく癖」防止対策の一環として、木柵に電気柵を追加して設置した事例もあります。
木柵に一段だけワイヤーを設置し、
馬が木柵になるべく近づかないようにしています。
さく癖は馬の悪癖の一つで、進行しすぎると歯の摩耗や病気の原因になるといわれています。
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3-2.馬用フェンス(金網)
ウマように開発された目の細かい特殊なネットフェンスです。ひづめが入りにくく、事故が起きづらい仕様になっています。希少在来種である対州馬の放牧フェンスとしても使用されています。
3-3.防疫対策も視野に入れる
昨今、豚熱や鳥インフルエンザに代表されるように、農場における「防疫対策」への意識が高まっています。農場内で伝染病が発生すると、経営面に深刻な打撃を与えてしまいます。
対策のポイントは、「複数の対象動物を念頭に置くこと」です。
豊富な導入事例から、最適なバイオセキュリティフェンスをご提案させていただきます。
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4.まとめ
今回は主だったポイントをご紹介しましたが、
「どれを選べばよいか、迷ってしまう・・」
「自分の農場に向いているフェンスがわからないので、現場を見に来てほしい」
「時間がないので、概算でも良いので見積が欲しい」
といった方は、お気軽にお問合せください。専門スタッフがアドバイスや設計をご提案させていただきます。
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