【効果がない電気柵になっていませんか?】「効かない」「うまくいかない」と思ったときに知っておくべき指標「ジュール(J)」
今やホームセンターやオンラインショップでも手軽に購入できるようになった電気柵。
性能も昔のモデルと比べ、随分向上しました。
ところが、本来購入前に知っておくべき重要なポイントが押さえられていない柵が多く、
設置してから「うまくいかない」「効果が出ない」といったお声を聞くことがあります。
この記事は、
・パワーボックスの選び方がわからない
・電圧が出ているのに侵入された。どうしたら良い?
・これから電気柵を導入しようと思うが、どのように検討したらよい?
という疑問をお持ちの方におすすめの記事です。
「最大電圧はどれぐらい出る機械?」「なるべく強い電気柵がいいのだけれど・・」と言ったご相談です。
日本では、電圧の高さ=パワーボックスの性能 と考えられがちですが、
世界的には、ジュール(J)を基準とする考え方が一般的です。
(※ご注意:メーカーによっては出力ジュールではなく備蓄ジュールをベースとする場合があります)
ここからは、見落とされがちな性能「ジュール」についてご説明します。
電気柵においてジュールは、パワーボックスの「電気を送り出すパワー」を示します。
この数値が高いほど、遠くまで電気を飛ばすことができます。長距離で柵を設置する場合は重要なポイントといえます。
また、動物に与えるショックも大きくなります。
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たとえ同じ水の量でも、押し出す力が小さければ、木の枝や障害物があると、水の勢いは簡単に失われてしまい、
適切な水の量を運ぶことができません。
電気柵においても実際の環境では、雑草による漏電や、豪雨による柵の破損など、様々な負荷や影響を受けます。
そのような状況下でも、適切な「電気を送り出すパワー」があるからこそ、電気柵の効果が維持できるのです。
下草管理やバッテリー交換、ワイヤーの点検などをしても「電気柵の電圧がやけに低い・・」「動物の侵入や脱柵が見られる・・」などの問題が続く場合は、
「本器の性能が距離や段数に対して不十分」な可能性が考えられます。パワーの強い本器に入れ替えることで、状況が改善することがあります。
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まず、雑草による漏電の影響を受けにくくなります。
ジュールが高い本器は、金額的にも少し高額になってしまいますが、何度も草刈り機で下草管理を行う手間や燃料費を考えると、
初期投資を高めに設定することで、後々のメンテナンスや管理が楽になる場合があります。
はじめからジュールが高めの本器を選んでおけば、新しい本器に買い替える費用や、検討に費やす時間もなく、ある程度柔軟に対応できます。
(※設置距離や段数によっては、別途本器を用意する必要があります)
想定条件は以下の通りです。
結果的に、
初期投資はAN90Sが安価ですが、毎年の草刈りや乾電池代などの費用がかさみ、
ランニングコストが悪い結果になりました。
対して、X1Sは初期投資が倍近くしましたが、ジュールも高いので草刈りの頻度を半分と想定したので、
長い目で見たときは、パフォーマンスが良いという結果になりました。
商用電源100Vで利用することで、月々の電気代が数十円ですむ点も、費用が安く済んだ要因でした。
上記はあくまでシミュレーションです。
ただ、電気柵を導入する際のポイントとして、「管理方法」や「パワーボックスのジュール」、「電源」などの条件によって、
コストに大きな差が生まれることを意識しておく必要があります。
昨今は人件費や燃料代が年々上昇し続けています。場合によっては、初期投資を高くした方が後々安くすむ可能性もあります。
ご不明な場合は、弊社スタッフが最適なプランをご提案しますので、お気軽にご相談ください。
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性能も昔のモデルと比べ、随分向上しました。
ところが、本来購入前に知っておくべき重要なポイントが押さえられていない柵が多く、
設置してから「うまくいかない」「効果が出ない」といったお声を聞くことがあります。
この記事は、
・パワーボックスの選び方がわからない
・電圧が出ているのに侵入された。どうしたら良い?
・これから電気柵を導入しようと思うが、どのように検討したらよい?
という疑問をお持ちの方におすすめの記事です。
目次
1.電圧?パワー? パワーボックス(本器)の性能を見極めるには?
パワーボックスを検討いただくお客様からよくお問合せいただくのが、「最大電圧はどれぐらい出る機械?」「なるべく強い電気柵がいいのだけれど・・」と言ったご相談です。
日本では、電圧の高さ=パワーボックスの性能 と考えられがちですが、
世界的には、ジュール(J)を基準とする考え方が一般的です。
(※ご注意:メーカーによっては出力ジュールではなく備蓄ジュールをベースとする場合があります)
ここからは、見落とされがちな性能「ジュール」についてご説明します。
2.電気柵の世界基準 ジュールとは?
一般的にジュール(J)とは、エネルギーや仕事量を表す単位として使われます。電気柵においてジュールは、パワーボックスの「電気を送り出すパワー」を示します。
この数値が高いほど、遠くまで電気を飛ばすことができます。長距離で柵を設置する場合は重要なポイントといえます。
また、動物に与えるショックも大きくなります。
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3.水を押し出すポンプにたとえてみましょう
電圧は水の量。ジュールは水を押し出す能力です。たとえ同じ水の量でも、押し出す力が小さければ、木の枝や障害物があると、水の勢いは簡単に失われてしまい、
適切な水の量を運ぶことができません。
電気柵においても実際の環境では、雑草による漏電や、豪雨による柵の破損など、様々な負荷や影響を受けます。
そのような状況下でも、適切な「電気を送り出すパワー」があるからこそ、電気柵の効果が維持できるのです。
下草管理やバッテリー交換、ワイヤーの点検などをしても「電気柵の電圧がやけに低い・・」「動物の侵入や脱柵が見られる・・」などの問題が続く場合は、
「本器の性能が距離や段数に対して不十分」な可能性が考えられます。パワーの強い本器に入れ替えることで、状況が改善することがあります。
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4.ジュールが高い本器を選ぶメリット
下草の管理や費用軽減
「電気を送り出すパワー(ジュール)」が高いということは、長距離で使える意外にもメリットがたくさんあります。まず、雑草による漏電の影響を受けにくくなります。
ジュールが高い本器は、金額的にも少し高額になってしまいますが、何度も草刈り機で下草管理を行う手間や燃料費を考えると、
初期投資を高めに設定することで、後々のメンテナンスや管理が楽になる場合があります。
急な設置ライン変更も柔軟に
長年設置していると、「柵を延長したいな・・」や「段数を追加したい・・」といった当初の計画にはない追加や変更が発生することがあります。はじめからジュールが高めの本器を選んでおけば、新しい本器に買い替える費用や、検討に費やす時間もなく、ある程度柔軟に対応できます。
(※設置距離や段数によっては、別途本器を用意する必要があります)
5.具体的なケーススタディで考えてみましょう
ここでは、AN90S、X1Sを例に挙げてみます。想定条件は以下の通りです。
結果的に、
初期投資はAN90Sが安価ですが、毎年の草刈りや乾電池代などの費用がかさみ、
ランニングコストが悪い結果になりました。
対して、X1Sは初期投資が倍近くしましたが、ジュールも高いので草刈りの頻度を半分と想定したので、
長い目で見たときは、パフォーマンスが良いという結果になりました。
商用電源100Vで利用することで、月々の電気代が数十円ですむ点も、費用が安く済んだ要因でした。
上記はあくまでシミュレーションです。
ただ、電気柵を導入する際のポイントとして、「管理方法」や「パワーボックスのジュール」、「電源」などの条件によって、
コストに大きな差が生まれることを意識しておく必要があります。
昨今は人件費や燃料代が年々上昇し続けています。場合によっては、初期投資を高くした方が後々安くすむ可能性もあります。
ご不明な場合は、弊社スタッフが最適なプランをご提案しますので、お気軽にご相談ください。
参考商品
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6.(まとめ)選ぶべきチェックポイント
今回は、本器のジュールを中心に、お話しさせていただきましたが、
上記以外にも抵抗値の低い高電導ワイヤーを使用することや、アースをきちんと設置することも重要なポイントになります。
導入前のチェックポイントをまとめました。
(1)長期間にわたって設置した場合の費用を想定できている?
(2)予算は資材費+管理費で想定できている?
(3)柵の延長や段数追加に対応できるパワーを持っている?(多少の余裕はあるか)
「なるべく効率的な電気柵を使いたい」や「悩んでいるので一緒に考えてほしい」
といった方はお気軽にご相談ください。
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