【太陽光発電所 フェンス】積雪が多い北海道エリアでの侵入防止柵設置事例
最近は市街地でもみられるようになった太陽光発電所。
その光景をみて、エコやクリーンな印象を持つ人は多いのではないでしょうか。
一方、守らなければいけない様々なルールがあることはご存じでしょうか。その中でも、フェンスの重要性が増してきています。
ここでは、太陽光発電所の基礎的な情報と、弊社侵入防止柵の設置事例を交えてご紹介します。
ソーラーパネル(太陽光パネル)にあたった光エネルギーを電気に変換します。
二酸化炭素を排出しない発電方法のため、再生可能エネルギーやクリーンエネルギーの代表的な例として、全国各地で導入されています。
生み出された電力は、自家消費として利用する場合もあれば、電力会社に売電する場合もあります。
改正の要因は、急拡大する太陽光発電への偏りや未稼働のままになっている設備、不明確な事業計画など、多くの課題が浮き彫りになりました。
そのため、適切なメンテナンスと安全な運用を行うための新たなルールが追加されたのが、「改正FIT法」でした。
(出典:FIT法改正で私たちの生活はどうなる? – 資源エネルギー庁)
その中で「フェンスの設置義務」が盛り込まれることになりました。これにより、一定の規模位以上のソーラーパネルの周囲に、侵入防止用のフェンスを設置しなければ稼働できないことになりました。
一定の基準が設けられており、ロープなどの簡易的なものではないこと、容易に入れない高さであること、簡単に取り除けない頑丈な材料を使用することなど、いくつかの条件があります。
(出典:事業計画策定ガイドライン (太陽光発電) – 資源エネルギー庁)
今回は積雪が多い北海道内で、設計から施工まで一貫して手掛けた事例をご紹介します。
フェンス部分はフィールドフェンスを採用しています。
フィールドフェンスは、もともとは、野生動物の侵入防止や家畜の放牧のために開発された金網(かなあみ)です。
一般的なメッシュ柵等と異なる点として、大きく以下の点が挙げられます。
(1)「動物がぶつかっても壊れにくい」特殊なフェンス
フィールドフェンスは、動物がぶつかっても壊れにくい伸縮性のある素材を使用しており、衝撃を吸収して破損を防ぎます。
また、フェンスを緊張させることで全体の強度が増します。
(2)亜鉛メッキの2倍長持ちする「高耐食特殊メッキ」
ピュアスチールを使用しているため、強度にムラがなく高品質です。また、亜鉛95%とアルミニウム5%の高耐久メッキを施し、耐食性が通常の亜鉛メッキの2倍になっています。
(3)結束部の特殊加工「エックスグリップ」
一般的なメッシュ柵は溶接されているものが多く、錆などの劣化や衝撃で破損すると、動物が侵入しやすい空間が一気に広がってしまいます。
フィールドフェンスは「エックスグリップ」という特殊な結束方法を採用しており、破損しにくい特殊加工をしています。
今回の現場はおよそ50㎝程度の積雪があり、風が強いので場所によっては吹き溜まる可能性があるということでした。
そのため、積雪の影響を考慮して高さ1.5mのフィールドフェンスを設置しました。
その他製品は >>>こちら
フェンスを固定する支柱は防腐加工した木柱を利用しています。
当初は鉄柱も検討していましたが、地盤が柔らかくぬかるみやすいことや、積雪や雪解けによる影響や破損が心配ということだったため、
木柱を採用しました。
鉄柱と比較して打ち込みの手間はかかりますが、直径が12cm以上のものなので、しっかりと緊張ができ、仕上がりも非常にきれいに施工できました。
最後に、メンテナンスのために車両や人の出入りもできるよう、特注の鉄製の門扉も取り付けています。
周囲約240mをおよそ1週間で設置完了しました。
その光景をみて、エコやクリーンな印象を持つ人は多いのではないでしょうか。
一方、守らなければいけない様々なルールがあることはご存じでしょうか。その中でも、フェンスの重要性が増してきています。
ここでは、太陽光発電所の基礎的な情報と、弊社侵入防止柵の設置事例を交えてご紹介します。
1.太陽光発電所とは
太陽の光を利用して、電気を生み出す発電施設です。ソーラーパネル(太陽光パネル)にあたった光エネルギーを電気に変換します。
二酸化炭素を排出しない発電方法のため、再生可能エネルギーやクリーンエネルギーの代表的な例として、全国各地で導入されています。
生み出された電力は、自家消費として利用する場合もあれば、電力会社に売電する場合もあります。
2.なぜ?太陽光発電所にフェンスが必要な理由
2017年から改正FIT法が施行されました。改正の要因は、急拡大する太陽光発電への偏りや未稼働のままになっている設備、不明確な事業計画など、多くの課題が浮き彫りになりました。
そのため、適切なメンテナンスと安全な運用を行うための新たなルールが追加されたのが、「改正FIT法」でした。
(出典:FIT法改正で私たちの生活はどうなる? – 資源エネルギー庁)
その中で「フェンスの設置義務」が盛り込まれることになりました。これにより、一定の規模位以上のソーラーパネルの周囲に、侵入防止用のフェンスを設置しなければ稼働できないことになりました。
3.フェンスを設置するうえでのポイント
フェンスといっても、なんでも良いというわけではありません。一定の基準が設けられており、ロープなどの簡易的なものではないこと、容易に入れない高さであること、簡単に取り除けない頑丈な材料を使用することなど、いくつかの条件があります。
(出典:事業計画策定ガイドライン (太陽光発電) – 資源エネルギー庁)
4.フィールドフェンス設置事例(北海道内/太陽光発電所)
弊社としても各地で事例はありますが、今回は積雪が多い北海道内で、設計から施工まで一貫して手掛けた事例をご紹介します。
フェンス部分はフィールドフェンスを採用しています。
フィールドフェンスは、もともとは、野生動物の侵入防止や家畜の放牧のために開発された金網(かなあみ)です。
一般的なメッシュ柵等と異なる点として、大きく以下の点が挙げられます。
(1)「動物がぶつかっても壊れにくい」特殊なフェンス
フィールドフェンスは、動物がぶつかっても壊れにくい伸縮性のある素材を使用しており、衝撃を吸収して破損を防ぎます。
また、フェンスを緊張させることで全体の強度が増します。
(2)亜鉛メッキの2倍長持ちする「高耐食特殊メッキ」
ピュアスチールを使用しているため、強度にムラがなく高品質です。また、亜鉛95%とアルミニウム5%の高耐久メッキを施し、耐食性が通常の亜鉛メッキの2倍になっています。
(3)結束部の特殊加工「エックスグリップ」
一般的なメッシュ柵は溶接されているものが多く、錆などの劣化や衝撃で破損すると、動物が侵入しやすい空間が一気に広がってしまいます。
フィールドフェンスは「エックスグリップ」という特殊な結束方法を採用しており、破損しにくい特殊加工をしています。
今回の現場はおよそ50㎝程度の積雪があり、風が強いので場所によっては吹き溜まる可能性があるということでした。
そのため、積雪の影響を考慮して高さ1.5mのフィールドフェンスを設置しました。
参考商品
その他製品は >>>こちら
フェンスを固定する支柱は防腐加工した木柱を利用しています。
当初は鉄柱も検討していましたが、地盤が柔らかくぬかるみやすいことや、積雪や雪解けによる影響や破損が心配ということだったため、
木柱を採用しました。
鉄柱と比較して打ち込みの手間はかかりますが、直径が12cm以上のものなので、しっかりと緊張ができ、仕上がりも非常にきれいに施工できました。
最後に、メンテナンスのために車両や人の出入りもできるよう、特注の鉄製の門扉も取り付けています。
周囲約240mをおよそ1週間で設置完了しました。
5.まとめ
太陽光発電所は、クリーンエネルギーとして注目を集めており、全国各地で導入が進んできました。しかし、その設置には様々なルールや安全対策が必要であることを、理解しておく必要があります。
今回は、木柱を使った事例ですが、鉄柱を使用した設計・施工も可能です。
現場の状況に合わせて、最適な設計をいたしますので、お気軽にお問合せください。
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