【ミンク 対策】被害を防止する対策は?電気柵や捕獲罠などの方法や成功事例をご紹介
皆さんはミンクという動物を知っていますか?
かわいらしい見た目をしていますが、実は農作物やニワトリなどへの被害を引き起こすことがあります。
本記事では、
・ミンクの基礎的な情報
・被害を防止する方法
・被害の防除事例(電気柵)
について、ご紹介します。
細長い体をしており、体長は30~40㎝程度、個体にもよりますが赤褐色、茶褐色の毛皮をまといます。
河川や海岸、湖などの水辺に生息します。
原産は北アメリカで、別名アメリカミンクとも呼ばれます。
出典:国立研究開発法人 国立環境研究所 侵入生物データベース
毛皮目的のために輸入されましたが、需要の低下に伴い、逃げ出したものが野生化し、定着したとされています。
北海道ではほぼ全域でみられ、長野県や福島県など一部地域でもみられます。
直接的な被害事例やデータは少ないものの、主な懸念点については以下の通りです。
また、養鶏場での被害の可能性も指摘されています。
出典:平成20年度 外来種対策事例等に関する調査 資料集:別冊 <外来種の種類毎の情報>
北海道では、タンチョウのひなを捕えたり、在来種のイタチと競合している可能性が指摘されています。
これにより強いショックに驚いた動物は、その後心理的に柵に近寄りにくくなります。
延長する際や、設置場所を移動する際も回収が楽なので、初めて野生動物対策に取り組まれる方にもオススメです。
但し、電圧測定や下草管理など、定期的なメンテナンスが必要になります。
電気柵は雑草管理など、定期的なメンテナンスが必要になりますが、設置の仕方や使う資材の選び方次第で、負担を軽減することができます(詳しくは お問合せください)
ミンク対策の電気柵を導入いただきました。
ここは、北国の河川に生息するイトウやイワナなどの淡水魚に特化した水族館で、毎年多くの方が来場されている観光スポットです。
水槽の中で飼育している魚類がミンクに食べられる被害が発生し、対策方法を探していたところ、お問合せをいただきました。
弊社スタッフが実際に現地を訪問し、スタッフの方々に電気柵の設置指導も行いました。
来場者も多いため、景観を崩さない程度とのご希望もあったため、まずは水槽の周囲約50mを設置しました。
ポイントは、ワイヤーの高さです。
アライグマやハクビシン対策では、ワイヤーを4段(地面から10cm、15cm、15cm、15cm)設置するのが標準ですが、
ミンクの場合は更に小さいため、ワイヤー間隔もより狭くする必要があります。
本来であれば5cm程度の間隔にしてくぐりにくくすることが望ましいですが、草刈りの負担を考慮し、試験的に8cm、8cm、10cm、12cm の間隔で設置しました。
設置から2か月ほど経過して状況を伺ったところ、
「ミンクの再侵入は確認しておらず、平穏な日々を過ごしています」とのことでした。
(北の大地の水族館様のInstagramでもご紹介いただきました)
8cmよりも線間隔を狭くする場合には、電気柵用の防草シートと併用することで、下草の影響を軽減して柵の効果を上げることが可能です。
その他製品は >>>こちら
アニマルトラップといわれています。
罠の奥にある踏板部分を踏むと入口の扉がしまって出れなくなる 仕組みです。
主にアライグマやハクビシン、イタチなどの捕獲に使用されます。
<※ご注意※ 記事をお読みになる前にご一読ください。>
・アメリカミンクは「外来生物法」に基づき、「特定外来生物」に指定されており、飼養・運搬・保管等が禁止されています。
駆除を行う場合には、外来生物法に基づく防除の確認又は認定を受けるか、鳥獣保護管理法に基づく有害鳥獣駆除による方法があります。
事前に最寄りの自治体などに確認の上、捕獲をご検討ください。
かわいらしい見た目をしていますが、実は農作物やニワトリなどへの被害を引き起こすことがあります。
本記事では、
・ミンクの基礎的な情報
・被害を防止する方法
・被害の防除事例(電気柵)
について、ご紹介します。
目次
1.ミンクとは?
イタチ科に属する哺乳類です。細長い体をしており、体長は30~40㎝程度、個体にもよりますが赤褐色、茶褐色の毛皮をまといます。
河川や海岸、湖などの水辺に生息します。
原産は北アメリカで、別名アメリカミンクとも呼ばれます。
出典:国立研究開発法人 国立環境研究所 侵入生物データベース
2.もともとミンクは日本にいなかった?
ミンクはもともと日本に生息している動物ではありませんでした。毛皮目的のために輸入されましたが、需要の低下に伴い、逃げ出したものが野生化し、定着したとされています。
北海道ではほぼ全域でみられ、長野県や福島県など一部地域でもみられます。
3.ミンクの被害および懸念事項
繁殖力の高さと生態系への影響を踏まえ、「特定外来生物」に指定されています。直接的な被害事例やデータは少ないものの、主な懸念点については以下の通りです。
3-1.漁業被害への影響
基本的に雑食ですが、水辺で生活することが多く、魚類や甲殻類などの養魚場における水産業への影響が懸念されます。また、養鶏場での被害の可能性も指摘されています。
出典:平成20年度 外来種対策事例等に関する調査 資料集:別冊 <外来種の種類毎の情報>
3-2.在来種への影響
サンショウウオなどの在来希少種を捕食するため、生態系への影響も懸念されています。北海道では、タンチョウのひなを捕えたり、在来種のイタチと競合している可能性が指摘されています。
4.ミンクの獣害対策
ここでは、電気柵と箱わなについてご紹介します。4-1.電気柵
野生動物対策として幅広く利用され、中山間地の田畑や牧場の周囲でよく見かけることができます。・特徴
動物が電気柵ワイヤーに触れることで、電気が動物の体を通って地面に流れ、アースから本器へ流れる電気柵の回路が成立します。これにより強いショックに驚いた動物は、その後心理的に柵に近寄りにくくなります。
・選ぶ際のポイント
メリットとしては、設置が簡単なので、自力で施工できます。延長する際や、設置場所を移動する際も回収が楽なので、初めて野生動物対策に取り組まれる方にもオススメです。
但し、電圧測定や下草管理など、定期的なメンテナンスが必要になります。
電気柵は雑草管理など、定期的なメンテナンスが必要になりますが、設置の仕方や使う資材の選び方次第で、負担を軽減することができます(詳しくは お問合せください)
・参考商品
・導入事例
北海道網走管内にある「北の大地の水族館」様(北見市留辺蘂町 https://onneyu-aq.com/)で、ミンク対策の電気柵を導入いただきました。
ここは、北国の河川に生息するイトウやイワナなどの淡水魚に特化した水族館で、毎年多くの方が来場されている観光スポットです。
水槽の中で飼育している魚類がミンクに食べられる被害が発生し、対策方法を探していたところ、お問合せをいただきました。
弊社スタッフが実際に現地を訪問し、スタッフの方々に電気柵の設置指導も行いました。
来場者も多いため、景観を崩さない程度とのご希望もあったため、まずは水槽の周囲約50mを設置しました。
ポイントは、ワイヤーの高さです。
アライグマやハクビシン対策では、ワイヤーを4段(地面から10cm、15cm、15cm、15cm)設置するのが標準ですが、
ミンクの場合は更に小さいため、ワイヤー間隔もより狭くする必要があります。
本来であれば5cm程度の間隔にしてくぐりにくくすることが望ましいですが、草刈りの負担を考慮し、試験的に8cm、8cm、10cm、12cm の間隔で設置しました。
設置から2か月ほど経過して状況を伺ったところ、
「ミンクの再侵入は確認しておらず、平穏な日々を過ごしています」とのことでした。
(北の大地の水族館様のInstagramでもご紹介いただきました)
8cmよりも線間隔を狭くする場合には、電気柵用の防草シートと併用することで、下草の影響を軽減して柵の効果を上げることが可能です。
参考商品
その他製品は >>>こちら
4-2.箱わな
箱のような四角い形をした捕獲用の罠です。アニマルトラップといわれています。
罠の奥にある踏板部分を踏むと入口の扉がしまって出れなくなる 仕組みです。
主にアライグマやハクビシン、イタチなどの捕獲に使用されます。
<※ご注意※ 記事をお読みになる前にご一読ください。>
・アメリカミンクは「外来生物法」に基づき、「特定外来生物」に指定されており、飼養・運搬・保管等が禁止されています。
駆除を行う場合には、外来生物法に基づく防除の確認又は認定を受けるか、鳥獣保護管理法に基づく有害鳥獣駆除による方法があります。
事前に最寄りの自治体などに確認の上、捕獲をご検討ください。
参考商品
5.まとめ
全国的にはミンクによる被害は一部にとどまっている状況ですが、今後被害が拡大してくる可能性があります。
対策方法を知っておくことで、早期に対策ができ、被害を最小限にとどめることができます。
柵の設置や設計に関してはアドバイスもできますので、お気軽にお問い合わせください。
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