【放牧した羊肉の味は?】デモファームで育ったグラスフェッド羊を食べました

春からデモファームで育成していた子羊の内、
1頭をスタッフ一同でいただくことになりました。
生まれたときから放牧地で育ち、牧草のみを食べて育った希少なグラスフェッド羊の味とは?
そして、そこからスタッフたちが学び、感じたこととは?
今回は、そんなお話です。




1.グラスフェッドとは

 畜舎の外で放牧しながら、牧草のみで飼育された家畜及び、
その家畜から生産された肉や加工品を差します。


具体的には、グラスフェッドバターやグラスフェッドビーフなどが挙げられます。
グラスフェッドは、草を食べさせるだけでなく、
放牧地を歩かせて適度に運動させることもできるので、
ストレスのない環境で生きていくことができます。

このような動物にとってストレスの少ない環境を用意することは、
「アニマルウェルフェア(動物福祉)」の観点から、近年とても重要視されています。



2.日本では貴重!放牧草だけで育った羊

 昨年から導入した母羊3頭から、今年4月に合計6頭の子羊が誕生しました。
子羊たちは放牧地で生まれ、生まれてすぐに必死になって立ち上がり、
母のお乳を一生懸命探す姿を見て、私たちも自然の力強さを学ばせていただきました。

しばらくは母羊から、直接乳を飲んで過ごしていました。

 その後、春になって牧草が徐々に生えてくると、子羊たちも少しずつ牧草を食べ始めました。
親の姿を見て学んだのか、本能なのか、生き物はたくましいですね。

食べ始めた当初はまだ親の母乳がメインだったので、増体は安定していましたが、
8月の離乳直後は、少し伸び悩みました。
場長も少し心配していましたが、徐々に胃も慣れてたのか、
4月に生まれた当初は体重が5kg程度でしたが、
9月には体重が40㎏を超え、大きいものでは50㎏を超えました。



3.命に感謝し、いただきます!

子羊のうち、オス1頭をスタッフ一同でいただくことにいたしました!

写真はこちら!
洋風のシチュー(?)のようになりました!


食べたスタッフの感想は・・・うまい!


羊独特の臭みもなく、とてもすっきりした味わいでした。
放牧していたので少し筋肉質になっているかと思いきや、お肉も柔らかく、ホロホロ。


一緒に食べた人生の大先輩(長老社員)からは「子どものころ食べたときと同じ土の香りがするような感じ」という感想も。
これぞワインでいうところのテロワールのよう。


4.グラスフェッドを味わう濃厚な時間に

普段は新商品の開発や、お客様の研修に使われることが多いデモファーム。

今回は、
デモファームで育てた羊を、スタッフ自身がいただき、
放牧やグラスフェッドの価値をしっかりと「かみしめることができた」時間になりました。



※これは、あくまで社員教育等を兼ねた取り組みです。
※弊社ではグラスフェッド肉の販売、生産、流通等は行っていません。

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