【熊 対策 セミナー】基礎知識をつける勉強会を開催しました。
かつては山の奥地でしか出会わなかったであろうクマ(熊)ですが、最近は市街にも姿を見せるようになっています。
特に、春や秋などの山菜や紅葉の時期には、頻繁にメディアでも取り上げられます。
そこで今回、ファームエイジのスタッフが当別町内の方向けに、ヒグマの基礎知識をつけるための勉強会を開催いたしました。
大人だけでなく、お子さんも参加していただき、およそ1時間半のセミナーになりました。
屋外に出て熊スプレーの噴射体験も行われました。
次項からはその一部をご紹介いたします。
本州以南に生息するツキノワグマと、北海道に生息するヒグマです。
ヒグマのほうがより大型といわれ、大きい個体では体長が2m近くになる場合があります。
体が大きいため動きが遅いと思われがちですが、実際は俊敏で、最大で時速50km以上で走るため、人間の足で逃げ切ることは不可能といわれています。
要因は複雑です。
クマには人間や家畜などを襲う習性はないといわれていますが、最近では従来のセオリーが通じない個体がしばしば見受けられます。
熊鈴はかばんや身に着けることで音が鳴ります。
音を出すことで「人間がここにいる」ことを動物側にアピールすることができます。
熊撃退スプレーは吹き付けることで、身を守る効果があります。
万が一に備えて、素早く取り出せる位置(手が届きやすい腰周りなど)につけておくことも大切です。
ただ風向きを配慮することなど、いくつか使用するうえでの注意点があります。
特に春先などのシーズンは、事前にこうした情報を収集しておくと良いでしょう。
田畑においても、作物の残渣をそのまま放置すると、同様のリスクを招いてしまいます。
お墓参りのあとも、お供え物を持ち帰るようにしましょう。また、家庭でのコンポストもクマを呼んでしまうといわれています。
大声をあげたり、急に走って逃げてはいけません。
ゆっくり静かに立ち去るようにしましょう。撃退スプレーを持っている場合は、万一の際に噴射できるよう準備をしましょう。
また、無事に退避できた後は、最寄りの自治体へ連絡するか、110番通報をすることも忘れないようにしましょう。
基本的にクマ対策の電気柵は、ワイヤーを3段 設置しますが、ここはさらにもう一段、動物側に低く設置しています。
これをトリップ柵と言います。
こうすることで、地面を掘って侵入しようとしたり、下からの侵入を防止することができます。
よく「上からジャンプするのではないか」といわれることがありますが、野生動物はまず下からなんとか侵入できないかを探ります。
その他製品は >>>こちら
多くの来園者さんが来られるので、安心して利用してもらえるよう、厳重な仕様にしつつ、景観を損なわないよう木柱を使用するなど、デザイン面も配慮しています。
フェンスの高さは2mあり、下30cmはL字に折れ曲がっています。
そうすることで、地面を掘り返して侵入する隙間をなくしています。さらに、フェンスの上部には電気柵を設置し、フェンスをよじ登れないようにしています。
その他製品は >>>こちら
特に、春や秋などの山菜や紅葉の時期には、頻繁にメディアでも取り上げられます。
そこで今回、ファームエイジのスタッフが当別町内の方向けに、ヒグマの基礎知識をつけるための勉強会を開催いたしました。
目次
1.セミナーの内容について
参加人数は約20名弱で、とても熱心に話を聞いていただくことができました。大人だけでなく、お子さんも参加していただき、およそ1時間半のセミナーになりました。
屋外に出て熊スプレーの噴射体験も行われました。
次項からはその一部をご紹介いたします。
2.クマの生態について
日本には大きく分けて2種類の熊が生息します。本州以南に生息するツキノワグマと、北海道に生息するヒグマです。
ヒグマのほうがより大型といわれ、大きい個体では体長が2m近くになる場合があります。
体が大きいため動きが遅いと思われがちですが、実際は俊敏で、最大で時速50km以上で走るため、人間の足で逃げ切ることは不可能といわれています。
3.なぜ?クマが市街地へ出没する理由
異常気象によるブナなどの餌不足や、アウトドアブームの影響により人とクマの距離が近づいたことなど、要因は複雑です。
クマには人間や家畜などを襲う習性はないといわれていますが、最近では従来のセオリーが通じない個体がしばしば見受けられます。
3.クマに出会わないために
3-1.熊鈴や撃退スプレーなどの対策品は持っているか
万一の備えを持っていきましょう。熊鈴はかばんや身に着けることで音が鳴ります。
音を出すことで「人間がここにいる」ことを動物側にアピールすることができます。
熊撃退スプレーは吹き付けることで、身を守る効果があります。
万が一に備えて、素早く取り出せる位置(手が届きやすい腰周りなど)につけておくことも大切です。
ただ風向きを配慮することなど、いくつか使用するうえでの注意点があります。
3-2.クマの生息域に近い環境ではないか
出没が多い地域では、自治体のウェブサイトにクマの出没に関する詳細な情報が記載されていることが多いです。特に春先などのシーズンは、事前にこうした情報を収集しておくと良いでしょう。
3-3.ゴミや食料はそのままにしていないか
例えば、森の中でキャンプをして、食料をそのまま放置してしまうと、餌でおびき寄せるようなものですので、絶対にやめましょう。田畑においても、作物の残渣をそのまま放置すると、同様のリスクを招いてしまいます。
お墓参りのあとも、お供え物を持ち帰るようにしましょう。また、家庭でのコンポストもクマを呼んでしまうといわれています。
3-4.クマに出会ってしまったときは
クマは背中を向けて逃げる獲物を追う習性があります。大声をあげたり、急に走って逃げてはいけません。
ゆっくり静かに立ち去るようにしましょう。撃退スプレーを持っている場合は、万一の際に噴射できるよう準備をしましょう。
また、無事に退避できた後は、最寄りの自治体へ連絡するか、110番通報をすることも忘れないようにしましょう。
4.クマ対策として 電気柵やフェンス
このほか、農作物や家畜を守るための対策方法を実際の事例を交えてご紹介します。4-1.電気柵
デントコーン畑に設置された電気柵です。基本的にクマ対策の電気柵は、ワイヤーを3段 設置しますが、ここはさらにもう一段、動物側に低く設置しています。
これをトリップ柵と言います。
こうすることで、地面を掘って侵入しようとしたり、下からの侵入を防止することができます。
よく「上からジャンプするのではないか」といわれることがありますが、野生動物はまず下からなんとか侵入できないかを探ります。
参考商品
※以下のセットはトリップ仕様ではありません(3段張のセットになります)その他製品は >>>こちら
4-2.電気柵×フェンス(金網)
北海道内のガーデンに設置されたクマと鹿対策兼用のフェンスです。多くの来園者さんが来られるので、安心して利用してもらえるよう、厳重な仕様にしつつ、景観を損なわないよう木柱を使用するなど、デザイン面も配慮しています。
フェンスの高さは2mあり、下30cmはL字に折れ曲がっています。
そうすることで、地面を掘り返して侵入する隙間をなくしています。さらに、フェンスの上部には電気柵を設置し、フェンスをよじ登れないようにしています。
参考商品
その他製品は >>>こちら
5.【まとめ】増え続けるクマ対策のために できることをひとつずつ
今回ファームエイジがお手伝いさせていただいたのは、主に一般の方への安全対策などの普及啓発になりますが、
今後もさまざまな取組を通じて情報発信していければと思います!
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