【電気柵の費用を抑える秘訣は?】正しく理解して、効率の良い電気柵を選ぼう
近頃、色んな物の物価が上昇していますね。
電気柵も、できるだけ効率よく選んで、購入したいところです。
特に、野生動物被害を受けていらっしゃる方は、「なるべく安く済ませたい」「設置後の手間を楽にしたい」といったご相談をよく頂きます。
この記事では、
・電気柵の費用を抑えるための「正しいポイント」
・間違うと逆効果?判断すべきポイント
・(事例紹介)恒久電気柵に張りかえて(北海道 放牧酪農家様)
についてご紹介します。
目次
1.電気柵のコストについて知ろう
電気柵のコストは、大きく3つに区分できます。設置を検討している環境と照らし合わせて、どの部分を削るか、投資するかを判断しましょう。
1-1.資材費
電気柵を構成する要素(パーツ)です。電気を流す本器(パワーボックス)や、ワイヤー(線)、支柱、危険表示板など、細かなパーツも含まれます。各メーカーごとに、多少仕様は異なるものの、構成要素は基本的に変わりません。
最近では、ホームセンターやインターネット通販でも簡単に手に入れることができるほど、身近になっています。
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1-2.設置費
ほとんどの場合、ご購入者自身で設置される場合が多いようです。長距離の畑や、恒久電気柵のように重機が必要な場合は、作業員を雇って、設置される方もいらっしゃるようです。
1-3.管理・メンテナンス費
もっとも見落とされがちなのが、管理費(メンテナンス費)です。電気柵は設置して終わりではありません。定期的にバッテリーのチェックをしたり、雑草が生えてきた場合は下草刈りなどの作業を行う必要があります。
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2.費用を抑えるためのポイント
2-1.立ち木を利用する
電気柵の支柱に立ち木を利用することで、資材費を削減することができます。立ち木にそのままワイヤー(線)を巻きつけてしまうと、漏電してしまうので、必ず専用の碍子を取り付けましょう。
注意すべきポイントとしては、長年、立ち木を使用していると、木の成長とともに碍子がゆがんだり、取り込まれるようになってしまいます。
漏電の原因になるので、そのような箇所は、碍子を設置しなおすか、絶縁性の支柱に変更しましょう。
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2-2.商用電源から利用する
コンセントから、電源をとる形です。電気柵の本器は、漏電遮断器を介して、商用電源(AC100V)を使うことができるタイプがあります。
初期投資(本体価格)がかかる場合がありますが、バッテリー不足に陥ることがなく、安定して電気柵を稼働させることができます。
しかも、月に消費する電気代は数百円程度と、それほど大きな負担にはなりません。
家畜の放牧や、長距離でメンテナンスしづらい山間地の圃場などが、オススメです。
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2-3.個別ではなく、集落単位で設置する
特に、野生動物対策の場合に、このパターンは有効です。例えば、山間地の集落で個別に電気柵を張ると、それぞれが費用を負担しなければいけません。
ところが、集落全体が協力し合って設置することで、個別に設置するよりも、一人当たりの負担が安価になるケースがあります。
さらに、管理も協力し合えば、一人一人の負担や労働時間を軽減することができます。
2-4.補助金を活用する
自治体によっては、電気柵を設置するうえでの補助を行っている場合があります。申請方法や上限金額などは様々ですが、購入前に確認することで、資材費の負担を軽減することができます。
是非一度、お住まいの自治体に確認してみてはいかがでしょうか。
2-5.耐久性の高い電気柵を選ぶ
恒久電気柵(こうきゅうでんきさく)は、非常に耐久性の高い電気柵です。一般的な簡易電気柵(かんいでんきさく)と異なり、20年以上耐久している事例もあります。
・恒久電気柵について >>> こちら
・簡易恒久電気柵について >>> こちら
その特徴は「冬季間に倒伏することができる」ことです。こうすることで、
北海道のような豪雪地帯でも破損することなく冬を超え、春先にはまたワイヤーを緊張させて、柵として使うことができます。
北海道内の酪農家様で、簡易柵から恒久柵に、張りかえた事例をご紹介します。
「もともと、育成牛の運動場として使っていたが、雪が降るとポリワイヤーがたるんでしまい、脱柵の原因になるのがずっと気がかりだった」とのこと。
だからといって、金網に張りかえるのは、費用も手間もかかる・・・
そこで、フェンシングワイヤーを使った恒久電気柵を設計させていただきました。
ご覧の通り、緊張をかけているので、ビンビンにワイヤーが張られています。
電圧を測定すると、6000Vと、十分な電圧をキープ。牛たちも、簡易柵との差を感じているのか、以前より近づかない様子でした。
一般的な簡易電気柵(かんいでんきさく)より、初期投資が高額になるケースが多いですが、長年にわたって設置するうえでは効率的です。
無料でお見積もできますので、ご興味のある方はお問合せください。
3.後悔しないために! 判断するべきポイント
3-1.設置する目的は?
設置するための目的をはっきりさせることで、自ずと投資できる予算や、管理・メンテナンス方法も決まってくるはずです。野生動物対策として設置するのか、家畜の放牧として設置するのかによっても、その方向性は大きく異なってきます。
特に、既に野生動物から被害を受けていらっしゃる方は、「なるべく安く済ませたい」「設置後の手間を楽にしたい」といったご相談をよく頂きます。
ですが、安価にすませることが優先されてしまい、間違った方法で柵を設置してしまうと、効果が発揮できないばかりか、事故につながってしまう可能性もあります。
正しい理解のもとに、適切な電気柵を設計しましょう。ファームエイジが、お手伝いをさせていただきます。
3-2.設置する期間は?
例えば、家庭菜園で電気柵を設置すると仮定します。「収穫の直前だけ電気柵を使って防除したい」のであれば、乾電池で短い期間使用するタイプのほうが、安価にすむ可能性もあります。
4.まとめ
ご不安な場合は、遠慮なくご相談ください。
豊富な知識と幅広い設置事例をもとに、最適なプランをご提案いたします。(お見積は無料です。)
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