【電気柵 補助金】補助金を活用しよう!申請手順や押さえるべきポイントをご紹介

補助金とは、国や自治体などが、事業者の取組をサポートするために、承認が得られた事業計画に対し、資金の一部を給付する仕組みです。
農作物被害を防止する電気柵やフェンスにおいても、補助金制度が設けられており、資材購入の際に活用する生産者も多いです。


ここでは
・電気柵補助金の種類
・申請のおおまかな手順
・申請時の注意点 など

について、ご紹介します。



★ 本記事を読まれる前に ★

※本記事は2024年6月現在の制度を基に作成しています。
 補助金の内容については変更される可能性があります。必ず事前に申請先へ情報確認の上、補助申請をご検討ください。
※本記事は、補助金申請を受けれるものを保証する内容ではございません。予めご了承ください。
※画像はイメージです。実際に導入された柵とは異なります。




1.野生動物被害対策における補助金の種類

シカやイノシシなどの野生動物による農作物被害額は、全国で年間150億円以上で推移しており、令和4年においては、約156億円と報告されています。
(出展:農林水産省ー全国の野生鳥獣による農作物被害状況について(令和4年度))
こうした被害を少しでも抑制するため、獣害対策の補助金制度がいくつか設けられています。以下はその代表的なものです。



1-1.農水省による補助金

「鳥獣被害防止総合対策交付金」という補助金があります。
出典:鳥獣被害防止総合対策交付金の支援内容について
自治体やJAなどが対象となります。地域一体で農作物被害を防ぐための総合的な対策を支援することを主な目的としています。
そのため、補助対象も、電気柵やフェンスの設置費用、捕獲用の罠だけでなく、ハンターの育成や食肉利用の促進など、幅広いものとなっています。
補助率は、年度や事業内容、地域などの条件によって異なります。



1-2. 地方自治体による補助金

地域ごとでも、獣害対策の補助金制度が設けられています。
前述した補助金とは異なり、個人農家などが対象となります。個別の圃場に電気柵を設置して、農作物被害を防止することが目的です。
具体的な補助率は、自治体により異なりますので、お住まいの自治体にご確認ください。



1-3. その他の支援制度

地域によって異なりますが、 農業協同組合(JA)や農業共済(NOSAI)が支援している場合があります。
実施内容や補助率はそれぞれ異なるので、一度確認してみると良いでしょう。



2.申請のおおまかな手順

補助金によって申請方法や申請先、手順などが異なりますが、以下のような流れになることが多いです。


2-1.申請先の確認

 鳥獣被害防止総合対策交付金の場合は自治体やJAなどが申請先になります。
地方自治体の補助金は、市区町村の農政担当や鳥獣対策担当部署が申請先になります。

2-2.申請書類の準備

 申請書以外に見積書、設置計画書などが必要になることが多いです。
申請には期限がありますので、必ず確認しましょう。

3-3.審査と承認

このタイミングで資材購入を許可されることが多いです。

2-4.設置工事の実施

承認後、電気柵やフェンスの導入・設置をします。
場合によっては現地の写真撮影や、立会検査が要求される場合もあります。

2-5.補助金の受領

すべての手続きが完了し、補助金を受領します。



3.知っておこう!申請時の注意点

補助金は、誰でも必ずもらえるわけではありません。
また、設置費用や管理ツールなど、補助金によっては対象にならないものがあることも、念頭に入れておきましょう。



4.補助金申請をスムーズに!便利ツール

すでに電気柵を設置されている方であれば、イメージがつきやすいですが、初めての方は「なにを準備すればいいのかわからない」といったお声をよく伺います。
手前味噌で恐縮ですが、弊社がご提供している「便利ツール」をご紹介します。



4-1.【おおまかな金額が知りたい】おまかせ見積システム

 最低限の情報を入力することで、初めての方でも簡単にお見積依頼ができます。
入力いただいた条件と、ご希望をヒアリングしながら、現場経験が豊富なスタッフが最適なお見積をご提出させていただきます。
はじめて柵を設置される方、専門スタッフと相談しながら見積したい方、設置場所の地図や航空図をお持ちの方におすすめのシステムです。

>>>おまかせ見積システムは こちら

4-2.【すぐに詳細な金額が知りたい】自動見積システム

 かんたん見積とは異なり、詳細な条件を入れる必要がありますが、具体的な資材数、概算金額が掲載されたお見積書(PDF)がその場で発行されます。
自治体の補助金申請だけでなく、営農計画の検討資料がほしい方にもオススメです。
※送料が含まれていない概算見積です。ご提出・ご購入の前に一度ご連絡ください。

>>>自動見積システムは こちら

4-3.【詳細な打ち合わせがしたい】オンライン相談

 お電話だけでなく、オンライン上でお打合せも可能です。
事前にご相談内容をお聞かせいただければ、資料や導入事例を交えながら、ご提案させていただきます。
ご希望の日程、時間をご予約いただけるので、企業・法人や自治体担当者の方にオススメです。

※日程によっては対応が難しい場合がございます。予めご了承ください。

>>>オンライン相談のお申込みは こちら



4-4.【現場で説明・指導してほしい】電気柵セミナー

 日程を調整してからの対応となりますが、直接現地に赴いてご説明することも可能です。
複数人や集落単位で柵の導入を検討している方、生産者へ指導する方にオススメです。

※日程や地域によっては対応が難しい場合がございます。予めご了承ください。

>>>セミナーのお申込みは こちら


5.まとめ

 初めて申請される方は、どの補助金を使えばよいか、申請が可能かどうかについては、迷われるかと思います。

私たちファームエイジでも、補助金申請に当たって、お見積書などの必要書類の作成、現地での測量、農家さんからの要望ヒアリングから、導入後の設置勉強会など、多岐にわたったサポートを実施してきました。

補助金はあくまでサポートです。
野生動物被害がなくなるわけではなく、ここからが「対策のスタート」になります。
しっかりと効果が持続するようにフェンスを管理・維持していくために、最適なアドバイスをいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。



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