【ぬかるみ 対策】施工方法は?必要な道具は?「牧道マット」で水はけの悪い土地の泥濘化対策をしよう
農地においてぬかるんだ土地は、作物の生育だけでなく、さまざまな影響が出ます。
ここでは
・そもそもぬかるみが発生する原因は?
・ぬかるみを改善する方法は?
・牧道マットのよくあるご質問
について、ご紹介いたします。
主な原因は以下の通りです。
このような土質の場合、どうしてもぬかるみが発生しやすくなってしまいます。一方で、保水性・保肥性に優れています。
そのような箇所が多いと、水が溜まり、ぬかるみやすくなってしまいます。
裏を返せば、うまく勾配(傾き)をつけてあげることで、ある程度改善される可能性もあります。
家畜を飼養している場合は、蹄や体が汚れて病気の原因に繋がってしまいます。
対策方法としては、暗渠(あんきょ)や明渠(めいきょ)を作るなど、排水性をよくする土地改良ができるのがベストですが、高額になるケースが多いです。
ここでは、できるだけ低コスト・自力施工ができる手段として、牧道マットの事例をご紹介します。
一方で、時間がたつと、充填した骨材が削られ、地面からマットが露出してくることがあります。
その場合は、マットの破損を防ぐために骨材を再充填するなど、部分的な補修が必要になります。
動画は当時の施工風景のものです。
(参考記事:【牧場のぬかるみ対策】牧道の施工方法・費用は?骨材は?基礎知識を知ろう)
2020年に設置して今年で4年目を迎えますが、ぬかるみは大幅に改善されました。
雪解け直後や大雨が降った後は多少水溜まりが発生するものの、以前は機械が入るだけで簡単にぬかるみが発生しましたが、現在はほとんど発生しません。
ピンポイントのぬかるみ対策はトロフマット(別商品)がオススメです。
マットをつなぎ合わせて、ピンポイントのぬかるみ対策に利用します。
例えば、土地の土質として水はけは良いが、放牧地の水槽周辺に牛が集まるので泥濘化しやすい といったケースです。
泥濘化が酷い場合や、土質の影響で泥濘化している場合は、牧道マットだけでは解決が難しいこともあります。
そのような場合は、牧道マット以外にも暗渠を入れるなど、排水対策が必要です。
牧道マットを複数枚使用される方は、ペグを抜いて保管しておけば、設置する際に何度も使いまわすことができます。
透水シート自体は、使い捨てマスクなどと同じ「不織布」でできています。牧道マットの下に透水シートを敷くことで、水分は地中に流れていき、土が流れづらくなります。
もし、その土地の土が泥炭や粘土のように水はけが悪ければ、それは骨材として不向きなものです。
例えば、家畜などの動物がその場所を歩くのであれば、蹄を傷つけないよう角がなく、丸みを帯びている土や砂がおすすめです(例:例:海砂、川砂、火山灰、火山レキなど)
トラックや人が通る場合は、上記のような配慮は不要ですので、水はけが良ければ、基本的に何でもOKです(例:砕石など)
また、すでに泥濘化している場所に設置する場合、ぬかるんでいる土は全て取り除いた上で設置してください。
特に、牛が歩くことを想定する場合は転圧は重要です。体重500㎏以上の体を小さな蹄4つで支えている牛のほうが面積あたりの圧力が強いからです。
ここでは
・そもそもぬかるみが発生する原因は?
・ぬかるみを改善する方法は?
・牧道マットのよくあるご質問
について、ご紹介いたします。
目次
1.なぜ”ぬかるみ”が発生する?
そもそも、なぜ「ぬかるみが発生する(泥濘化する)」のでしょうか?主な原因は以下の通りです。
1-1.排水性が悪い土質
例えば、粘土質な土は、排水性が悪く、水がたまりやすい性質があります。このような土質の場合、どうしてもぬかるみが発生しやすくなってしまいます。一方で、保水性・保肥性に優れています。
1-2.水がたまりやすい箇所がある
土地がデコボコしていたり、車が通った轍は多く残っていないでしょうか?そのような箇所が多いと、水が溜まり、ぬかるみやすくなってしまいます。
1-3.土地の高さが低い
水は高いところから低いところに流れるため、低い土地は水がたまり、ぬかるみやすくなります。裏を返せば、うまく勾配(傾き)をつけてあげることで、ある程度改善される可能性もあります。
2.対策方法
対策を行わなければ、重機がスタックして作業効率が低下したり、作業員の安全性を脅かします。家畜を飼養している場合は、蹄や体が汚れて病気の原因に繋がってしまいます。
対策方法としては、暗渠(あんきょ)や明渠(めいきょ)を作るなど、排水性をよくする土地改良ができるのがベストですが、高額になるケースが多いです。
ここでは、できるだけ低コスト・自力施工ができる手段として、牧道マットの事例をご紹介します。
3.牧道マットについて
・自力施工ができる
高密度ポリエチレンのマス目に火山レキなどの骨材を充填・転圧することで、骨材の流出や沈下を抑制し、地表を安定させます。・低コスト
暗渠や排水工事などと比較して、低コストで設置可能です。・高耐久
骨材の中にしっかりと埋めてしまえば、10tトラックが走っても問題ありません。一方で、時間がたつと、充填した骨材が削られ、地面からマットが露出してくることがあります。
その場合は、マットの破損を防ぐために骨材を再充填するなど、部分的な補修が必要になります。
4.導入実績:弊社デモファーム
約50mの牧道をおよそ2日間かけて施工しました。骨材は火山レキを使用しています。動画は当時の施工風景のものです。
(参考記事:【牧場のぬかるみ対策】牧道の施工方法・費用は?骨材は?基礎知識を知ろう)
2020年に設置して今年で4年目を迎えますが、ぬかるみは大幅に改善されました。
雪解け直後や大雨が降った後は多少水溜まりが発生するものの、以前は機械が入るだけで簡単にぬかるみが発生しましたが、現在はほとんど発生しません。
ピンポイントのぬかるみ対策はトロフマット(別商品)がオススメです。
マットをつなぎ合わせて、ピンポイントのぬかるみ対策に利用します。
5.商品に関するよくある質問
Q1:どんな環境にオススメですか?
A1:土地の「使い方から泥濘化しやすい場所」には、とても有効です。例えば、土地の土質として水はけは良いが、放牧地の水槽周辺に牛が集まるので泥濘化しやすい といったケースです。
泥濘化が酷い場合や、土質の影響で泥濘化している場合は、牧道マットだけでは解決が難しいこともあります。
そのような場合は、牧道マット以外にも暗渠を入れるなど、排水対策が必要です。
Q2:ペグはずっと埋めておいた方が良いですか?
A2:ペグはあくまでマス目を広げるために仮で固定するため、骨材を充填して転圧した後は抜いても問題ありません。牧道マットを複数枚使用される方は、ペグを抜いて保管しておけば、設置する際に何度も使いまわすことができます。
Q3:透水シートは必要ですか?
A3:海砂や火山灰などの細かい粒子の骨材を使用する場合は、使用をオススメしますが、それ以外の骨材を使用する場合でも、長期的なメンテナンスを軽減する効果があります。透水シート自体は、使い捨てマスクなどと同じ「不織布」でできています。牧道マットの下に透水シートを敷くことで、水分は地中に流れていき、土が流れづらくなります。
6.施工に関するよくある質問
Q1:できればコストを抑えるために、その土地で取れた土を使いたいけどOK?
A1:水はけの良い骨材を使いましょう。もし、その土地の土が泥炭や粘土のように水はけが悪ければ、それは骨材として不向きなものです。
Q2:骨材選びのポイントは?
A2:「誰が通るのか」がポイントです。例えば、家畜などの動物がその場所を歩くのであれば、蹄を傷つけないよう角がなく、丸みを帯びている土や砂がおすすめです(例:例:海砂、川砂、火山灰、火山レキなど)
トラックや人が通る場合は、上記のような配慮は不要ですので、水はけが良ければ、基本的に何でもOKです(例:砕石など)
Q3:整地は必要ですか?
A3:必要です。平らに整地してから牧道マットを敷かないと、骨材を充填した際に牧道マットの破損につながる可能性もあります。また、すでに泥濘化している場所に設置する場合、ぬかるんでいる土は全て取り除いた上で設置してください。
Q4:転圧はトラクターでやっても良いですか?
A4:できれば、専用の転圧気を使うことがオススメです。トラクターでも転圧はある程度できますが、圧が弱く、何回も根気よく転圧かけないといけません。特に、牛が歩くことを想定する場合は転圧は重要です。体重500㎏以上の体を小さな蹄4つで支えている牛のほうが面積あたりの圧力が強いからです。
6.まとめ
いかがでしたでしょうか?豊富な知識と幅広い設置事例をもとに、最適なプランをご提案いたします。(お見積は無料です)ご要望に応じて、オンライン上でのお打合せや、現地を訪れてのご相談も可能ですので、まずはお問合せください。
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