【子牛がミルクを飲まないときは?】原因と対応策をご紹介!

哺乳期の子牛は、毎日のようにミルクを与えますが、
中にはうまくミルクが飲めない個体がいます。

ここでは、弊社が取り扱う哺乳乳首「ピーチティート」での事例を中心に、

・子牛がミルクを飲まない現認
・ミルクを飲まない場合の対策

について、簡単にご紹介いたします。




1.そもそも、子牛はどのようにミルクを飲むのか?

子牛は母牛の乳首を「噛んで」飲みます。
噛むことで唾液と混ざりやすくなり、消化が促進されたり、顎が鍛えられるなどのメリットがあります。

ピーチティートは母牛の乳首に倣った構造になっており、「噛んで出る」ため、
子牛のペースでゆっくり飲むことができること、ミルクが出る穴が二股に分かれているため誤飲しにくいこと等が特長です。



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ピーチボトル・ハンギングミルク用交換用乳首

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ピーチボトル用交換用乳首(キャップ付)

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2.哺乳乳首をチェックする

 まずは、哺乳乳首そのものをチェックしましょう。

2-1.乳首に亀裂が入っていないか

【子牛がミルクを飲まないときは?】原因と対応策をご紹介!  乳首に傷や損傷があり、漏れが生じている場合は、一度に出るミルクの量が多くなり子牛が誤嚥する可能性がありますので、新しい乳首に交換して下さい。



2-2.洗浄はしっかりできているか

【子牛がミルクを飲まないときは?】原因と対応策をご紹介!  清潔に使っていただくためにも、定期的なツケおき洗いがオススメです。

ピーチティートの内部は、逆流防止弁がある特殊な造りで、子牛がむせにくいのが特徴です。
そのため、外部から見えづらい箇所に汚れがたまってしまう場合があります。

使用頻度にもよりますが、外部から目に見えない劣化や雑菌繁殖等を避けるため、半年~1年で定期的に交換することをおすすめします。



・洗浄の手順

手順1:40°Cくらいのお湯で、乳首をすすぐ。
 お湯の中で白い濁りが出なくなるまでよく乳首を握り、
 内部にミルクが残らないように洗い出します。
 酸性洗剤を使用することによって、牛乳に含まれるカルシウムやマグネシウム等のミネラルを分解します。

手順2:アルカリ洗剤を使用してバケツなどに浸しながら、よく揉んで洗う。
 アルカリ洗剤を使用することで、牛乳の脂肪・蛋白質を分解し、
 熱に強い細菌を殺菌します。

手順3:水でよくすすぐ。
手順4:酸性洗剤を使用してバケツなどに浸しながら、よく揉んで洗う。

手順5:再度、水でよくすすいだあと、しっかりと乾かす。



<<<POINT>>> 熱湯で洗うと、蛋白質が固まってとれなくなる原因になります。 逆に温度が低い水の場合は、乳脂肪が溶けず洗浄がしづらくなります。


2-3.子牛が乳首を認識できているか

【子牛がミルクを飲まないときは?】原因と対応策をご紹介!  他のタイプから切り替えたばかりのとき、子牛によっては、位置がわからず、乳首を認識できない場合があります。

そうした場合は、人の手でサポートしてあげると、より早く慣れてくれます。
この点は、哺乳ボトルから、哺乳バケツへ切り替えるタイミングでも同様です。

切り替えの前後は、なるべくしっかり様子を見て、乳首をきちんと認識できているか、確認してあげましょう。



3.給与する位置をチェックする

3-1.乳首の位置は間違っていないか

【子牛がミルクを飲まないときは?】原因と対応策をご紹介!  PeachTeatTOPの文字が上に来ているか、確認しましょう。


3-2.高すぎるor低すぎる位置になっていないか

【子牛がミルクを飲まないときは?】原因と対応策をご紹介!  給与の際に子牛の頭の位置が肩より下(イラストの点線の高さ)になっていることを確認してください。
頭の位置を肩より高くして給与してしまうと、誤嚥(ごえん)などの原因になる恐れがあります。



4.実際に使っている人の感想は?お客様の声をご紹介

ピーチティートおよび、ピーチティートが付属した哺乳ボトルや哺乳バケツを使っていらっしゃる
ユーザー様の声を一部ご紹介します。



4-1.ピーチティート(哺乳乳首を使って)

【子牛がミルクを飲まないときは?】原因と対応策をご紹介! 「生後2週間目の子牛に使用してみました。
1頭は初めて使ってみましたが、しっかり飲みきりました。

もう1頭はいつもと使用している哺乳具と違うものだった為か、半分程度で飲むことをやめてしまいましたが、
数日で順調に飲むようになりました。

ただ持っているだけでも、子牛が無理なく飲みやすい位置に乳首が来た事が良いね。」



4-2.ピーチボトル2.5Lを使って(1)

「子牛が慣れるまでに4日ほどかかりました。
空気穴が取手の部分にあると良いかと思います。
飲んでるうちはいいけど、離れたとき空気穴から少し漏れます。使い勝手はいいです」




4-3.ピーチボトル2.5Lを使って(2)

「使い始めて5か月近く経ちましたが、乳首が他社の赤い乳首が消耗されていく中、こちらは全然ヘタってません!」



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ピーチボトル2.5L(乳首付属)

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ピーチボトル4.0L(乳首付属)

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SNSアンバサダー様の声




4-4.ハンギングミルク1を使って(1)

【子牛がミルクを飲まないときは?】原因と対応策をご紹介! 「とてもしっかりとした作りで、乳首も一般によく見るものよりかなり分厚く丈夫そうです。
今まで使っていたものより消耗せずに長く使えそうで、若干価格が高いですが長い目で見れば変わらないかなと思います。
ただ、やはり構造が凝っているだけに洗いにくいのと、ミルクの出が少し良すぎたかなと感じたので星4つです。」



4-5.ハンギングミルク1を使って(2)

「哺乳瓶で飲ませていましたがミルクの量が多くなり購入しました。
最初は飲んでくれるか、心配しましたがすぐに飲み始めてくれて安心しました。もしまた購入する場合はこちらの商品を購入したいです。」



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ハンギングミルク1(保温シリコンカバーセット)

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ハンギングミルク3

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SNSアンバサダー様の声




5.放牧先進国 NZの哺乳事情

ピーチティートは、もともとニュージーランドの子牛哺育システムの中で生まれたものです。
放牧先進国の哺乳事情を、ほんの少しだけご紹介します。



5-1.冷たいまま給与

【子牛がミルクを飲まないときは?】原因と対応策をご紹介! 日本とは異なり、NZでは冷たいミルクをそのまま与えます。
さらに一頭ずつではなく、哺乳乳首がたくさんついたタンクのような哺乳具で、一気に給与します。




5-2.放牧地で給与

NZでは、子牛が生まれる時期を集中させる「季節分娩」が主流ですが、
その多くが、「放牧地で出産させる」そうです。

これには理由があり、分娩房ではなく分娩牧区で管理をするほうが「経済的」という考え方です。
NZで牛舎管理は時間や労力がかかり、「経済的でない」という考え方のため、牛舎がない農家もあるそうです。



5-3.一度に数十頭規模で給与

分娩牧区では、同時期に50頭以上の子牛が生まれることもあり、トレーラーを使って移動を効率的に行うそうです。



6.まとめ

いかがだったでしょうか。
子牛がミルクを飲まない原因は様々ですが、一つずつ試しながら
どこに原因があるのかを探ってあげましょう。


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また、どうしてもうまくいかない場合、ご不明な場合は、お問合せください。全国各地で導入されてた事例や実績をもとに、専門スタッフがアドバイスをさせていただきます。

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