【 放牧 水 】知らずに損してる?放牧地に水槽を設置するメリット、ポイントをご紹介
牛や羊の放牧地では、「水槽(すいそう)」と呼ばれる水飲み施設が設置されています。
牧場の規模や飼養する頭数によって、数や配置、大きさもバラバラです。
そのため、「ウチはどんなタイプを設置すれば良い?」「何個設置するのがベスト?」などのご質問を受けることがあります。
この記事では
・どうして水槽の設置が大切なの?
・置く場所や意識すべきポイント
・水槽を追加して収益アップした酪農家事例
についてご紹介します。
目次
1.水槽とは
家畜の給水施設のことです。放牧地だけでなく、牛舎などの施設にも設置されていることがあります。大きな樽のような形をしていたり、長方形だったりと形はさまざまです。
2.なぜ水槽が必要なの?メリットは?
特に乳牛の場合、水槽は重要です。なぜなら、牛乳の成分の内80%以上は水でできていることから、水槽の十分な設置は乳量にそのまま直結するといえます。
搾乳牛の飲水量は一日100リットル以上と言われており、暑い夏はさらに飲水量が増える可能性が高い日もあるでしょう。
3.水槽を使ううえでのポイント5選
水道の蛇口にはかならず逆流防止弁を取付ける などの決まった事項もありますが、さらに効率を上げるためのポイントを押さえておきましょう。3-1.どうやって水槽を選べば良い?
目安ではありますが、家畜の種類(牛なのか、ヒツジなのか)で概ね分けることができます。また、置く場所の選定にも注意しましょう。
たとえば牧区の隅に近い場所になると、家畜が回り込みづらく、飲みづらい水槽になってしまうことがあります。
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3-2.放牧地には何個置いたら良い?
牧区の面積サイズや頭数によりますが、1台以上/牧区を基本と考えましょう。ただ、それだと数がかさむ場合があるので、その際はトロフ600Lのような大きな水槽を使って、電気柵ワイヤーを上に渡すように張ることで、牧区をまたいで設置します。
これにより牧区あたりの水槽の設置数を、少しだけ減らすことができます。
3-3.配管パイプはどこを通したらいい?
配管パイプは家畜が踏まないよう、柵の下に設置することが望ましいです。3-4.できるだけゲートに近い位置に設置しよう
ゲート(出入り口)に近い位置に設置することで、牧道側から簡単に目視しやすくなり、管理が楽になります。一方で牛の行動を考えた場合、中央に配置したほうが良い場合もありますので、条件によって使い分けるようにしましょう。
水槽周りは泥濘化(でいねいか)対策を
排水栓の良い土壌でも、水槽周りはどうしてもぬかるみがちになります。繰り返し草地が踏みつけられると、せっかくの牧草地が裸地化してしまう場合があります。
なるべく泥濘化対策を行い、草地面積のロスを防ぐようにしましょう。
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4.【導入事例】トロフ260Lを使って 酪農家様の声
北海道内の放牧酪農家様の事例です。牧区あたりの水槽の個数を増やしていただきました。
その結果、「乳量が1頭あたり1~2kg程度増加した」と、コメントいただきました。
費用の概算は以下の通りです。
※上記は概算です。お客様の設置状況などの条件により異なります。
設備投資が必要でしたが、
「1か月でモトがとれた」と喜びのコメントもいただくことができました。
いずれも概算で頭数や設置状況によるところもありますが、水槽がもたらすメリットはあなどれませんね。
5.水槽を設置するポイントまとめ
ポイントは以下の通りです。
(1) 家畜の頭数や設置状況にあった水槽を選ぶ
(2) 設置する場所には注意する。家畜がアクセスしやすく、できるだけ管理しやすい場所を選ぶ。
(3) 1牧区につき1個以上設置する
(4) 水槽周りには泥濘化対策を実施する
上記以外にも細かなノウハウがありますが、「より詳しく相談したい」「配管から設置まで見積してほしい」など
ご要望がありましたらお気軽にご相談ください。
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