【 鹿 フェンス 】サイレージ被害をなくそう!エゾシカ対策フェンスの成功事例や費用対効果をご紹介!
サイレージは酪農家さんにとって重要な餌のひとつです。
冬期間は牧草(青草)を与えることができないので、夏に収穫したラップサイレージが牛たちに与える重要な粗飼料になります。
ところが、しばしば、サイレージが獣害に遭うことがあるのをご存じでしょうか?
この記事では、エゾシカ対策フェンスとして被害を防除した成功事例をご紹介いたします。
まず、牧草を刈り取って、ロール状にラップしたものを「牧草ロール」と呼びます。
さらにこれを乳酸発酵させた飼料を「牧草サイレージ」と呼びます。
牧草は一般的に「青草」とも呼ばれ、牧草地に育っている草全体を意味します。
「一概に市場でこの値段」というものではないようです。
参考値ではありますが、北海道内ではおおよそ1個1万円程度にて取引されるケースが多いようです。(2022年現在 酪農家数名への聞き取り結果)
一方、輸入牧草の値段は高騰傾向にあります。
原因は、干ばつなどの異常気象による収穫量の減少や、円安傾向などが影響しています。
購入先によっては4割近く値上がりしており、酪農家の負担増加だけでなく、牛乳などの乳製品への価格にも影響が懸念されています。
たとえば、シカの角が引っかかってラップサイレージが破けてしまったり、
アライグマやネズミによってラップを食い破られて、発酵が不十分だったりすると、
カビが生えてしまうなどの被害を受けることがあります。
※数値はお客様の聞き取り(当時)に基づくものです。
※あくまで概算です。環境や被害状況などによっても異なります。
・シカ(鹿) │ 電気柵、フィールドフェンス
設置は弊社施工チームがお手伝いさせていただきました。
周囲長250m、高さ2mのフィールドフェンスをおよそ5日間で設置しました。
基本的には防腐加工した木柱をメインで使っていますが、少しでもコストを削減するため、農家さんがお持ちだった単管(φ48.6㎜)を中間柱として利用しています。
・その他施工事例|豚熱対策・防疫対策フェンス
1割というと少ないように感じるかもしれませんが、
1000個×÷10%=100個の被害と計算できます。
さらに、サイレージの販売価格は前述した通り、約1万円程度(2021年現在)といわれているので、
売価1万円のサイレージ×100個=100万円の損失/年間と計算できます。
費用だけを見ると、高額な投資に見えるかもしれません。
ただ、毎年100万円の被害を受けていたと考えると、わずか2年でモトがとれる計算になります。
設置されてからは、被害がなく、対策の効果を実感されているということでした。
その他製品は >>>こちら
冬期間は牧草(青草)を与えることができないので、夏に収穫したラップサイレージが牛たちに与える重要な粗飼料になります。
ところが、しばしば、サイレージが獣害に遭うことがあるのをご存じでしょうか?
この記事では、エゾシカ対策フェンスとして被害を防除した成功事例をご紹介いたします。
目次
1.牧草ロールと牧草サイレージについて
どちらも家畜に与える餌ですが、その成り立ちに違いがあります。まず、牧草を刈り取って、ロール状にラップしたものを「牧草ロール」と呼びます。
さらにこれを乳酸発酵させた飼料を「牧草サイレージ」と呼びます。
牧草は一般的に「青草」とも呼ばれ、牧草地に育っている草全体を意味します。
2.牧草サイレージの現状
2-1.値上がりによる業界全体への影響
牧草ロールの価格(値段)自体は、購入先や時期などによっても異なるので、「一概に市場でこの値段」というものではないようです。
参考値ではありますが、北海道内ではおおよそ1個1万円程度にて取引されるケースが多いようです。(2022年現在 酪農家数名への聞き取り結果)
一方、輸入牧草の値段は高騰傾向にあります。
原因は、干ばつなどの異常気象による収穫量の減少や、円安傾向などが影響しています。
購入先によっては4割近く値上がりしており、酪農家の負担増加だけでなく、牛乳などの乳製品への価格にも影響が懸念されています。
2-2.獣害による被害
サイレージは様々な動物によって、被害を受けることがあります。たとえば、シカの角が引っかかってラップサイレージが破けてしまったり、
アライグマやネズミによってラップを食い破られて、発酵が不十分だったりすると、
カビが生えてしまうなどの被害を受けることがあります。
3.対策事例 エゾシカ対策フェンス
過去に北海道内の酪農家様で、フィールドフェンスを設置して被害を防止した事例をご紹介します。※数値はお客様の聞き取り(当時)に基づくものです。
※あくまで概算です。環境や被害状況などによっても異なります。
参考記事
・フィールドフェンス(木柱仕様)・シカ(鹿) │ 電気柵、フィールドフェンス
3-1.導入したきっかけ
導入されたきっかけは、ここ数年で鹿被害が急増したことでした。設置は弊社施工チームがお手伝いさせていただきました。
周囲長250m、高さ2mのフィールドフェンスをおよそ5日間で設置しました。
基本的には防腐加工した木柱をメインで使っていますが、少しでもコストを削減するため、農家さんがお持ちだった単管(φ48.6㎜)を中間柱として利用しています。
参考記事
・施工トータルサービス・その他施工事例|豚熱対策・防疫対策フェンス
3-2.被害の状況
年間1000個近く、ラップサイレージを作っていましたが、1割程度が被害に遭っており、対策を決断されました。1割というと少ないように感じるかもしれませんが、
1000個×÷10%=100個の被害と計算できます。
さらに、サイレージの販売価格は前述した通り、約1万円程度(2021年現在)といわれているので、
売価1万円のサイレージ×100個=100万円の損失/年間と計算できます。
3-3.費用対効果
設置費用はトータル200万(資材費+施工費)かかったそうです。費用だけを見ると、高額な投資に見えるかもしれません。
ただ、毎年100万円の被害を受けていたと考えると、わずか2年でモトがとれる計算になります。
設置されてからは、被害がなく、対策の効果を実感されているということでした。
参考商品
その他製品は >>>こちら
4.(まとめ)フェンス≠出費ではなく「投資」と考える
昨今は様々な影響で、物価だけでなく、資材費や人件費なども高騰しています。
できるだけコスト削減を考えることも大切ですが、
長期的な視点から費用対効果考えることで、農場にメリットをもたらす「投資」にできることが望ましいでしょう。
専門スタッフが設計をお手伝いさせていただきますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。
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