【間違えない・失敗しないため】電気柵の設置方法とワンポイントアドバイス(動画あり)
電気柵を設置するうえで、特に初めての方はご不安な方が多く、
「どうやって設置すればよい?」「ひとりでも簡単に設置できるの?」というお声をよく聞きます。
ここでは、もっとも一般的な「簡易電気柵(かんいでんきさく)」の基本的な設置方法と、ちょっとしたノウハウを交えてご説明いたします。
動物の心理的バリヤー(警戒心)により柵に近寄り難くさせる柵のことです。
動物が電気柵ワイヤーに触れることで、電気が動物の体を通って地面に流れ、アースから本器へ流れる電気柵の回路が成立します。これにより強いショックに驚いた動物は、その後心理的に柵に近寄りにくくなります。
・電気柵を安全に使うために
設置後に漏電などのトラブルの原因になってしまいます。特に鉄柱などは大きく電気柵の電圧を低下する要因になってしまいます。
複数の対象動物がいる場合は、段数を追加したり、金網フェンスとの併用柵にするなど、
目的に応じて柵の張り方を検討する必要があります。
平地でない場合には、電気柵の下に隙間ができたり、高さが不十分な部分が生じることがあります。
特に柵の下に隙間があると、動物は柵の下を掘ったり、くぐったりして、侵入しようとするので注意が必要です。
個々の商品については詳しくは>>> こちら
・メジャーなど・・・架線位置や支柱間隔を計ります
・かけやなど・・・樹脂製以外の杭を打ち込みます
・ゴムハンマーなど・・・樹脂製ポールを打ち込みます
・ペンチなど・・・ワイヤーを切ります
ポールを打ち込むための、打ち込みキャップやランマーなどがあるとより便利です。
文章と静止画をあわせてご覧になりたい方は、以下をご覧ください。
地面への打ち込み位置、ワイヤーを架線する位置にマジックなどで印をつけます。
すべて並べてそろえ、1本を定規がわりにまとめて線を引くように印をつけると簡単です。
印をつけたら、クリップを取り付けていきます。今回は猪対策なので、1本につき2個取り付けます。
その他製品は >>>こちら
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このとき、取り付けたクリップの取っ手は動物の侵入側にします。
対象動物にあわせた段数のワイヤーを、角杭の碍子またはクリップに通しながら 全て架線します。
ワイヤーがたるまないよう、ある程度緊張させながら架線します。
その他製品は >>>こちら
ゲートハンドルのばね部にカットしたワイヤーを固結びし、ゲートハンドルを碍子(読み方:ガイシ)またはクリップに引っ掛けます。
このとき、ゲート部と柵のワイヤーが接触するようにつなぎます。きちんと接触していないと、ゲート部に電気が通りません。
その他製品は >>>こちら
使用する電源の種類も異なります。使用環境に最適なパワーボックスを選びましょう。
本器はなるべく、点検がしやすい場所、盗難の心配がない場所(電気柵の内側など)がおすすめです。
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アースは必ず、すべて地中に打ち込んでください。
乾燥地帯、石の多い場所では効果を発揮しにくいため、できるだけ水分を含んだ土壌を設置場所に選びましょう。
電気柵専用のテスターをお持ちの場合は、柵の電圧を複数個所で計測してください。
野生動物対策の場合、最低でも3500V以上必要です。
その他製品は >>>こちら
そのため、動物の侵入を未然に防ぐためには、電気柵の電圧を常にチェックする必要があります。
特に雑草などがワイヤーに触れてしまうと、漏電し、電圧が低下してしまいます。
定期的に草刈りをする、電圧テスターなどで測定するなど、メンテナンスを行いましょう。
雑草対策として防草シートを設置するのも効果的です。
「どうやって設置すればよい?」「ひとりでも簡単に設置できるの?」というお声をよく聞きます。
ここでは、もっとも一般的な「簡易電気柵(かんいでんきさく)」の基本的な設置方法と、ちょっとしたノウハウを交えてご説明いたします。
目次
【はじめに】電気柵とは
電気柵(でんきさく)とは、動物に慣れることのない痛み(電気ショック)を経験させて、動物の心理的バリヤー(警戒心)により柵に近寄り難くさせる柵のことです。
動物が電気柵ワイヤーに触れることで、電気が動物の体を通って地面に流れ、アースから本器へ流れる電気柵の回路が成立します。これにより強いショックに驚いた動物は、その後心理的に柵に近寄りにくくなります。
参考記事
・電気柵について(仕組み、種類、よくある質問)・電気柵を安全に使うために
1.設置する前に
1-1.障害物を除去しましょう
あらかじめ、設置予定の場所を確認したら、障害物の除去、漏電原因となる草木を刈り取ります。設置後に漏電などのトラブルの原因になってしまいます。特に鉄柱などは大きく電気柵の電圧を低下する要因になってしまいます。
1-2.対象動物を把握しましょう
電気柵は対象動物によって、柵の張り方が異なります。複数の対象動物がいる場合は、段数を追加したり、金網フェンスとの併用柵にするなど、
目的に応じて柵の張り方を検討する必要があります。
1-3.設置環境を確認しましょう(平地でない場合の対処法)
例えば、斜面から電気柵までの距離が近いと、乗り越えられたり、電気ショックに驚いた動物の逃げ場が失われて柵を壊されたりしてしまう恐れがあります。平地でない場合には、電気柵の下に隙間ができたり、高さが不十分な部分が生じることがあります。
特に柵の下に隙間があると、動物は柵の下を掘ったり、くぐったりして、侵入しようとするので注意が必要です。
2.電気柵に必要なもの(資材・工具など)
2-1.必要な資材
以下はイノシシ対策の場合です。対象動物によって異なります。(弊社総合カタログより抜粋)個々の商品については詳しくは>>> こちら
2-2.必要な工具
・油性マジックなど・・・各種ポールに印をつけます・メジャーなど・・・架線位置や支柱間隔を計ります
・かけやなど・・・樹脂製以外の杭を打ち込みます
・ゴムハンマーなど・・・樹脂製ポールを打ち込みます
・ペンチなど・・・ワイヤーを切ります
ポールを打ち込むための、打ち込みキャップやランマーなどがあるとより便利です。
3.設置方法(動画あり)<猪対策の場合>
動画で一気にご覧になりたい方は以下をご覧下さい。文章と静止画をあわせてご覧になりたい方は、以下をご覧ください。
3-1.設置手順1:すべての支柱の各位置に印を付けてクリップを取り付けます。
はじめに、すべての支柱にマーカーを引きます。地面への打ち込み位置、ワイヤーを架線する位置にマジックなどで印をつけます。
すべて並べてそろえ、1本を定規がわりにまとめて線を引くように印をつけると簡単です。
印をつけたら、クリップを取り付けていきます。今回は猪対策なので、1本につき2個取り付けます。
参考商品
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3-2.設置手順2:角杭・ゲート杭を打ち込み、最下段のワイヤーを1段架線します。
こうすることで、最下段のワイヤーを水糸代わりに使うことができ、より綺麗に電気柵を設置できます。参考商品
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3-3.設置手順3:中間支柱を打ち込みます。
今回はグラファイポールを使用します。対象動物にあわせた支柱間隔になるよう設置します。このとき、取り付けたクリップの取っ手は動物の侵入側にします。
3-4.設置手順4:ワイヤーを支柱に取り付けたクリップに架線していきます。
対象動物にあわせた段数のワイヤーを、角杭の碍子またはクリップに通しながら 全て架線します。
ワイヤーがたるまないよう、ある程度緊張させながら架線します。
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3-5.設置手順:ゲート部を設置します。
ゲート部の幅プラス30cm程度のワイヤーをカットします。ゲートハンドルのばね部にカットしたワイヤーを固結びし、ゲートハンドルを碍子(読み方:ガイシ)またはクリップに引っ掛けます。
このとき、ゲート部と柵のワイヤーが接触するようにつなぎます。きちんと接触していないと、ゲート部に電気が通りません。
参考商品
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3-6.設置手順6:架線したワイヤーの各段を余ったワイヤーで連結します。
各段のワイヤーを数か所、縦に結んで連結します。金属線同士がしっかり接触するように固結びで各段を縦につなぎます3-7.設置手順7:パワーボックスとアースを設置します。
パワーボックスはそれぞれ使用できる距離がもともと決まっていたり、使用する電源の種類も異なります。使用環境に最適なパワーボックスを選びましょう。
本器はなるべく、点検がしやすい場所、盗難の心配がない場所(電気柵の内側など)がおすすめです。
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アースは必ず、すべて地中に打ち込んでください。
乾燥地帯、石の多い場所では効果を発揮しにくいため、できるだけ水分を含んだ土壌を設置場所に選びましょう。
3-8.設置手順8:最後に危険表示板を取り付け、柵全体を点検して完成です。
野生動物対策の場合、最低でも3500V以上必要です。
参考商品
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4.設置後の管理、メンテナンスについて
電圧が低下すると動物に与えるショックが弱くなります。そのため、動物の侵入を未然に防ぐためには、電気柵の電圧を常にチェックする必要があります。
特に雑草などがワイヤーに触れてしまうと、漏電し、電圧が低下してしまいます。
定期的に草刈りをする、電圧テスターなどで測定するなど、メンテナンスを行いましょう。
雑草対策として防草シートを設置するのも効果的です。
5.ご不明な点、わからない場合は お問合せください
今回は基本的な設置方法をご説明しましたが、ご使用する環境やご予算にあった設計のご提案が可能です。 そうすることで、より効率的に無理なく電気柵を設置することができますので、お気軽にご相談ください。
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