放牧は、飼養する頭数や人員、経営方針などによって千差万別です。

事前の緻密な牧場設計や中長期的なビジョンを見据えることで、放牧のメリットを最大限に活かすことができます。

ファームエイジが理想の牧場づくりに最適なアドバイスをさせていただきます。

放牧とは?

放牧には大きく分けて3種類あります。

パドック放牧

主に家畜の健康促進を目的としたタイプ。
畜舎周辺で運動場のようなパドックの中で行います。

頭 数 1頭~数頭程度
面 積 小規模
推奨柵 簡易電気柵

耕作放棄地放牧

耕作放棄地で雑草などの未利用資源を活用することを目的とするタイプ。
野草の繁茂が抑えられることで獣害防止への効果も期待できます。

頭 数 1頭~数頭程度
面 積 小~中規模
推奨柵 簡易電気柵、恒久電気柵

集約放牧

外周柵(恒久電気柵)の中で牧区を区切り、毎日家畜を移動させることで高い栄養価の牧草を食べさせ、草地の生産性を高めることを目的としたタイプ。家畜の飼養管理や草地管理など専門知識や技術が必要となります。

頭 数 数十頭以上
面 積 中~大規模
推奨柵 簡易電気柵、恒久電気柵

放牧のメリットと留意点

メリット

  • コスト削減と利益拡大
  • 家畜の健康増進と疾病の低減
  • 労働時間の削減
  • 穀物飼料に依存しない環境にやさしい酪農

導入前に注意すべき事項

  • 家畜の監理技術と専門知識の取得
  • 草地、土壌環境の調査分析と改善
  • 中長期的な専門家との連携
  • 放牧に適した牛群への改良

放牧導入までの流れを一貫してサポート

ファームエイジの放牧酪農トータルサポートは、牛が生まれた哺育期から、実際に放牧する育成期、次世代に命をつなぐ成牛期まで、牛の一生を包括的にサポートいたします。

それは電気柵やネットフェンスなどのハード面だけでなく、草地改良や牛群改良、放牧のノウハウを勉強するセミナー、専門家による経営・事業診断、先進地ニュージーランドの視察など側面的なサポートも行っています。

放牧 よくある質問Q&A

※数値や情報はお客様の牧場の諸条件(頭数、草地面積ほか)によって異なる可能性がありますので、予めご了承下さい。

牧場の状況によって大きく異なります。

本格的な投資を行う場合、給水施設だけで50~100万(税別)、外柵、内柵資材費のみで200万(税別)程度、牧道整備は設置環境にもよりますが、100~500万(税込)程度かかる可能性があります。

※参考値 放牧地:8ha程度、搾乳牛:40~50頭程度

およそ2.5a/頭と考えます。※

牧区の区切り方は、頭数、地形、草地面積など様々な角度から検証する必要があります。

牧場全体の航空写真などの情報を基に、どのように区切るか、どこに水槽を設置するか、一つ一つの設計が日々の作業や生産性に直結しますので、専門スタッフがアドバイスさせていただきます。

※北海道農業研究センター 集約放牧マニュアルを参照

以下の箇所で、情報が得られます。

グラスファーミングスクール、ニュージーランドスタディツアー

(※詳しい開催情報についてはお問い合わせください)

FAR夢の経営コンサルタントサービス(仮称:有料)があります。

クミカン、乳検データ、飼料分析、土壌分析結果などの情報を基に、専門家からのアドバイスを受けることで、

ご自身の牧場にあった最適なベンチマークを設定しましょう。

放牧のこと 何でもご相談ください!

ファームエイジでは、舎飼いから放牧への転換へのサポートなど、放牧に関する幅広いサポートを全国各地で40年近く行っています。
詳しい資料もお送りできますので、ご興味のある方は以下からお気軽にお問合せください。