サル用電気柵

一般的に電気柵だけで防除する場合、最低5段張り(高さ1.5m)が必要といわれていますが、FAR夢の標準仕様としては、最低7段張りをお勧めしています。理由は、段数を増やしても本器の台数は変わりません。
結果として段数を多くしたほうが防除柵としてのコストパフォーマンス(対投資効果)が高くなります。

サル用電気柵 設置イメージ

簡易電気柵
(7段張)
簡易電気柵
(7段張)
電気柵+フィールドフェンス

サル用電気柵 標準仕様イメージ/構成要素

  • 本器

    パワーボックスとも言われる電気柵の心臓部。心臓のように脈動(パルス)を打って電気(衝撃波)を電気柵に送ります。

  • 12Vバッテリー

    特にソーラーパネルを併用する場合は、充放電に対し強い耐性を持つバッテリーを選ぶことがポイントです。

  • ワイヤー

    設置距離に合わせたワイヤーを選択しましょう。

  • 支柱

    ワイヤーの支柱間隔を保持します。しなることで折れにくい柔軟性と絶縁性能が求められます。

  • 碍子

    木や鉄など電気を通す支柱を用いる場合には、漏電防止のため、電気柵専用の碍子が必要です。

  • ゲート(出入口)

    人や車の出入口には絶縁のハンドルを使って、簡単にゲートを作ることができます。

  • 表示板

    電気柵には危険表示板を設置することが義務付けられています。

  • テスター

    電気柵は定期的な管理が必要です。目では見えない電気はしっかり把握しておくことは重要です。

「電気柵を張りたいけど、どんな資材が必要なの?」、「初めて設置するけど、一人でも大丈夫?」、「電気柵って人が触れても大丈夫?」など、電気柵に関するお問い合せやご購入は以下からご確認ください。

サル用フィールドフェンス(金網)

知能や身体能力が高いサルの侵入を防ぐには、フィールドフェンスと「しのび返し支柱システム」を併用することで、防除することが出来ます。

「しのび返し支柱システム」は斜めにせり出すように設置することで、より心理的効果を高めます。

場合によっては、段数を増やしたり、プラス線とマイナス線を同時にさわるように設定することで、さらに効果を高めることが出来ます。但し、近くに電柱や木があればそこから簡単に侵入を許してしまいます。

設置場所は周辺環境に十分配慮し、場合によっては、伐採などが必要になることもあります。

多獣種フェンス(電気柵+フィールドフェンス)イメージ/構成要素

  • フェンスの特徴

    緊張ができる特殊なネットフェンス。緊張することで、柵の強度が増すだけでなく、ポスト(支柱)の間隔を広げることができます。

  • フェンスを設置するために

    設置環境にあったフィールドフェンスを設置するためには、設計前の計画が大切です。

  • 施工手順

    鉄柱を用いて自力施工を行うにあたって、大まかな手順をご説明いたします。