連載2:「ニュージーランド北海道酪農協力プロジェクトから学び、変革したこと」
2016/12/16
この掲載内容は、第33回グラスファーミングスクールでの報告の一部です。
放牧酪農家さんの改革報告 その②「放牧草はきっちり調べて有効活用」
もともと放牧酪農を行っていましたが、プロジェクトでは、これでもか、というほどのダメ出しをされてしまいました。
サイレージ同様、放牧草も短草利用が鉄則。
放牧圧を高めてもっと草の有効活用をといわれ、1牧区1.5~2haの放牧地の中をさらに細かく区切りました。
また、各牧区をライジングプレートで草量をきちんと測り、伸びた牧区に牛を放すようにしました。
順番通りの牧区に移動させるのではなく、状態の草が整っているところに放すのです。
※写真は当社デモファーム(手に持っているのがライジングプレートメーター/デジタルタイプ)
また、栄養価の高い草を維持するため、放牧が間に合わないところは「トッピング」といって、早目にする掃除刈りを行いました。これはニュージーランドでは定着している手法らしく、
当農場では5月の連休の放牧開始時に、すでに穂が上がった草があったため、一番草刈り作業の前に放牧地のトッピングも行いました。
つづく
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