【ヤギの飼い方】どんな柵がオススメ?費用や事例もご紹介(電気柵、フィールドフェンス)

ヤギと言えば家畜のイメージですが、最近はペットとして飼われるケースも増えているそうです。
最近、弊社スタッフの中にも「趣味でヤギを飼い始めた!」という人まで現れました!

一方で、レンタルサービスなどの事例もたくさんあり、どのような管理方法が良いか迷っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。



この記事は、
・ヤギを飼うメリットや留意点
・柵を立てるなら金網フェンス?電気柵?どちらが良い?

について記載しています。




1.ヤギ(山羊)について

【ヤギの飼い方】どんな柵がオススメ?費用や事例もご紹介(電気柵、フィールドフェンス)  ウシ科の動物。日本では家畜として、食肉やミルク、チーズなどの加工品として人々に親しまれてきました。
最近は、ペットとしても飼われるケースも増えているそうです。世界中に様々な種類が生息していますが、日本でよくみられるのは「ザーネン種」というヤギです。



2.ヤギを飼うメリット・留意点

 飼う場合は大きく分けて飼育するか、レンタルするかの2つの方法がありますが両方に共通する事項をあげます。
特に飼育する場合は、家畜保健衛生所へ届け出する必要があるほか、万一、病気にかかった際のことも考え、対応を考えておきましょう。


2-1.メリット

・雑草などを食べてくれる(除草効果)

【ヤギの飼い方】どんな柵がオススメ?費用や事例もご紹介(電気柵、フィールドフェンス)  牧草だけでなく雑草もよく食べるので、河川の法面や耕作放棄地などで「除草」してくれます。

草刈機を使わない分、二酸化炭素やエネルギーを使いません。業者に依頼した場合は草刈り機で刈り取った草はゴミとして捨てる必要があり、費用もかさんでしまいます。
最近では太陽光発電所(ソーラーパネル)が普及したことで、設備周辺に生える雑草対策として活用されるなど、活躍の幅を広げています。


・ペットのような癒しを与えてくれる

 夢中で草を食べる様子は愛くるしく、ぼーっと眺めるだけでも、癒されますよね・・・。
ただ、鋭い角や蹄を持っており、近づきすぎると攻撃される恐れがあるので、注意が必要です。


・獣害対策との緩衝地帯が作られる

 場所によっては、山林との間にヤギを放牧させてから獣害がなくなった という地域もあるそうです。
野生動物は人に見つからないよう、山林を通ってきますが、最近は手入れがなされず、雑草が繁茂している場所が増えています。

こうした場所にヤギを放牧して、除草させることで、野生動物の隠れ家がなくなり、人間の過ごす空間との間に緩衝地帯が作られます。


2-3.留意点

【ヤギの飼い方】どんな柵がオススメ?費用や事例もご紹介(電気柵、フィールドフェンス)

・十分な餌や飲水を用意する

 餌となる草が不十分だと、フェンスを設置していても強引に脱柵しようとしてます。
また飲み水がすぐに飲める水槽(給水設備)も整えておきましょう。
特に夏季は暑く、消耗しやすくなったり、水槽の中の水が汚れやすいため、定期的な見回りが推奨されます。


・日陰などの休息場所を用意する

 いくら動物でも暑い夏に日光が当たり続けると、体調を崩してしまう恐れがあります。
大きな木や林が近くにあって日陰にアクセスしやすい環境であれば良いのですが、ない場合は、簡易的な小屋やタープのようなテントを張るなど、暑さ対策をしましょう。


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・獣害対策をする

ヤギが脱柵しないことも重要ですが、万一、野生動物に遭遇しても侵入されない仕様を考えましょう。
クマなど大型動物に遭遇してしまえば、ヤギにとっても命の危険になりますし、レンタルしている方は必須対策でしょう。




3.飼うための「柵」は?電気柵?金網?

首輪とリードを使って飼育する方法もありますが、リード同士が絡まって首を絞めつけてしまったり、給水設備まで自由にアクセスできなかったりと、
リスクや管理技術が伴うため、ここではヤギが自由に動ける柵(電気柵、金網など)についてご紹介いたします。



3-1.フィールドフェンス(金網)

【ヤギの飼い方】どんな柵がオススメ?費用や事例もご紹介(電気柵、フィールドフェンス)  野生動物の侵入防止や家畜の放牧に特化した金網(かなあみ)です。

フィールドフェンスの詳細については>>> こちら


・特徴

一般的なメッシュ柵等と異なる点として、
(1)緊張することで柵強度が上がること、
(2)亜鉛メッキの2倍長持ちする「高耐食特殊メッキ」を施していること

が挙げられます。

・選ぶ際のポイント

一度設置すれば、長期間にわたって効果を発揮できるのが最大のメリットです。



・費用(コスト)

設置するには工事を伴うことが多いため、初期投資は高額になりがちです。


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3-2.電気柵

【ヤギの飼い方】どんな柵がオススメ?費用や事例もご紹介(電気柵、フィールドフェンス)
野生動物対策として幅広く利用され、中山間地の田畑や牧場の周囲でよく見かけることができます。

簡易柵の詳細については>>> こちら


・特徴


動物が電気柵ワイヤーに触れることで、電気が動物の体を通って地面に流れ、アースから本器へ流れる電気柵の回路が成立します。
これにより強いショックに驚いた動物は、その後心理的に柵に近寄りにくくなります。



・選ぶ際のポイント

メリットとしては、設置が簡単なので、自力で施工できます。
延長する際や、設置場所を移動する際も回収が楽なので、初めて野生動物対策に取り組まれる方にもオススメです。
但し、電圧測定や下草管理など、定期的なメンテナンスが必要になります。


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ソーラーガード50

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ホワイトワイヤーライトX(400m巻)

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・費用(コスト)

距離や設置環境にもよりますが、金網フェンスよりもが安価にすむことが多いです。
初めて設置される場合は、必要な情報を入れれば自由に電気柵を設計できる「自動見積システム」が便利です。その場ですぐに、資材費が確認できます。



3-3.簡易パドック(ファームゲート)

【ヤギの飼い方】どんな柵がオススメ?費用や事例もご紹介(電気柵、フィールドフェンス)  牛舎の仕切りなどに使う鉄製のゲートを組み合わせて、簡易的なパドックにすることができます。
ヤギが乗ったりぶつかったりしても、ゲート同士が固定されているので、倒れることはありません。

【ヤギの飼い方】どんな柵がオススメ?費用や事例もご紹介(電気柵、フィールドフェンス) 写真仕様資材:FE302×2枚、FE162×2枚、簡易ストッパーピン×4本、アジャスタブルクランプ(大)×8セット


パドックそのものを移動できるので、別の場所へ移設や糞の掃除にも便利です。
頭数や規模に応じて、自由に組み立てれるので、後から追加することもできますし、 取り外して小さくするなど、自由自在です。

但し、地面がフラットでないとぐらついてしまうこと、小さい個体は格子からすり抜けてしまう恐れがあるので、
月齢によっては不向きの可能性があります。

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ファームゲートFE162(幅1610mm×高さ995mm)

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ファームゲートFE182(幅1810mm×高さ995mm)

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5.【お客様の事例】ドメーヌレゾン 様(北海道中富良野町)

【ヤギの飼い方】どんな柵がオススメ?費用や事例もご紹介(電気柵、フィールドフェンス) 「ドメーヌレゾン」様(@domaine_raison_)では
ブドウ畑にヤギ放牧用の電気柵を使用されています。


ドメーヌレゾン様ではヤギが、ワイン作りの一翼を担っています。
ブドウ畑に放牧されたヤギは、下草を食べて下草を管理するだけでなく、ヤギの排泄物は、ブドウ畑の土の堆肥として利用されて、育ったブドウは、ワインの原料となっています。
さらにヤギたちのヤギミルクはお店で味わうことができるそうです。

まさに「サスティナブル(持続可能な)」農業ですね!


・ドメーヌレゾン様のオンラインショップは>>> こちら


6.まとめ

いかがでしたでしょうか。
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ヤギを飼うと言っても、頭数や放牧できる環境や広さなど、条件によって飼い方は様々です。

ポイントは、以下の通りです。
・目的を明確にする(除草? ペットとして? など)
・環境を整理する(放牧できる面積、給水設備の有無、暑さ対策ができるか など)
・上記二点に適した柵を設計する(電気柵か、フェンスか)



ご不明な点や疑問点がありましたら、サポートいたしますのでお気軽にご相談ください。

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