【電気柵 動かない トラブル】原因は機械?それとも柵?(よくある間違った設置事例)

昨日まで調子よく動いていた電気柵。ところが、朝見に行くと止まっている?!
接続しなおしても、うまく電圧が上がらない・・・ 農繁期になると、たびたびこんなお問合せを受けます。
いざという時のために、チェックポイントや対応方法を把握しておきましょう!

ここでは、
・どこをチェックしたら良いのか?
・うまくいかないときの対応方法
・どうしても改善しない場合は

について、ご紹介します。





1.(はじめに)電気柵の仕組みについて

電気柵(でんきさく)とは、動物に慣れることのない痛み(電気ショック)を経験させて、
動物の心理的バリヤー(警戒心)により柵に近寄り難くさせる柵のことです。

動物が電気柵ワイヤーに触れることで、電気が動物の体を通って地面に流れ、アースから本器へ流れる電気柵の回路が成立します。
これにより強いショックに驚いた動物は、その後心理的に柵に近寄りにくくなります。


「+」の電気柵ワイヤーと「-」の地面の両方に触れて初めてショックが発生するので、スズメなどが止まってもショックは受けません。

地面に立つ動物が電気柵ワイヤーに接触したときに電気柵の回路が成立し、動物はショックを受けます。

(電気柵の回路を成立させる「スイッチ」の役割になります)地面から生えた植物などが触れた場合も回路が成立しますので、電気は流れ、漏電してしまいます。


2.電気柵のトラブル まずはここをチェックしよう!

順番に、どこに不具合が起きているのかを一つずつ確かめていきましょう。
(今回はAN90Sを使った使用イメージでご説明します)

2-1.STEP1:本器に問題がある場合

まず、はじめに本器をチェックしましょう。本器の出力がきちんとでていなければ、柵に流れる電圧も低くなってしまいます。
本器をワイヤー、アースから取り外し、電気柵用のテスターで本器単体の電圧を計測できます。以下のイメージを参考にしてください。
測定の結果によって、どこに問題があるのかを判断するための材料になります。

たとえば、各本器のマニュアルに記載している最大電圧に近い数字(AN90Sの場合は7500V)が出ていれば、本器は正常ということになります。 そうなると、柵のどこか漏電や、アース不足などの問題が起きている可能性が考えられます。

各本器の取扱説明書(デジタル版)は >>>こちら 


計測電圧が低かったり、作動しない場合は、乾電池やバッテリー残量があるかを確認しましょう。
商用電源(AC100V)を使用している場合は、アダプターが故障していないかを確認します。
アダプターの故障の確認は、バッテリーなどのほかの電源を使用して、本器が動くかどうかで判断できます。



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3.STEP2:柵に問題がある場合

電圧が低下する原因は本器だけでなく、設置の仕方によって漏電などのトラブルを引き起こす可能性があります。
特に、柵から外した本器に直接テスターをあてて、正常な電圧が出ている場合は、設置の仕方(柵)に問題がある可能性が高いです。


よくある事例をまとめましたので、ご参照ください。当てはまる場所があれば、即座に解消するようにしましょう。



3-1.アースがきちんと打ち込まれていない

 アース不足やアース自体の劣化につながるので必ず全て打ち込むようにしましょう。
錆や劣化がひどい場合、新しいアースに交換したほうが良い場合があります。
アースが不足している場合は、アースを追加して下さい。



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3-2.支柱に直接ワイヤーを巻き付けている

 漏電の原因になるので、必ず電気柵専用の碍子を使用しましょう。



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3-3.電気柵専用の碍子を使用していない

 漏電の原因になるので、必ず電気柵専用の碍子を使用しましょう。



3-4.ワイヤーが雑草にふれている

 漏電の原因になるので、定期的に草刈りを行いましょう。


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3-5.本器をビニール袋などに包んでいる

 湿気がこもってしまい、故障の原因になりますので、やめましょう。


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