パワーボックス(本器)とは?

パワーボックスとは「電気柵専用電源装置」のことです。
本器(ほんき)と呼ばれることもあります。

電気柵の心臓部にあたり、心臓のように脈動(パルス)を打って電気(衝撃波)を送ります。

電気柵には必ず、電気柵専用のパワーボックスを設置する必要があります。

パワーボックス(本器)の選び方

ファームエイジのパワーボックスは「1段あたりの距離」「段数」に応じて、それぞれ使用できる距離がもともと決まっています。

1段あたりの距離とは、
「設置ラインの合計値(メートル)」のことです。
ここからはイラストを基に考えていきましょう。

設置を検討している場所を、真上から見た図面などがあると、図面上に書き込むことができ、柵の設計を立てやすくなります。

今回、電気柵の設置を検討している圃場の設置ラインが黒線です。それぞれの長さを合計すると、135mです。
そうすると、ワイヤーを1段で張った場合の距離は135mとなります。
これが1段当たりの距離となります。

「ウチは4段で設置したいから×4をして、540mということ?」といったお問合せをいただきますが、使用するワイヤーの総延長のことではありません。

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段数とは、
「電気柵において、支柱1本あたりに架線するワイヤーの数」のことです。

例えば、イノシシ対策の場合、段数は2段張りが標準です。ですが、生息密度が高い、被害が多い地域では2段張りでは侵入されてしまう恐れがあるため、3段張り以上が望ましい場合があります。

また、放牧においては、同じ家畜でも月齢によっては体が小さいため、段数を多めにすることをおすすめします。

用途 対象動物 段数(標準)
野生動物
対策
イノシシ 2段張り
シカ 3段張り
クマ 3段張り(被害が多い地域はトリップ仕様がおすすめです。詳しくはお問合せください)
サル 7段張り
小動物(アライグマ、キツネ、タヌキ、ハクビシン※) 4段張り(※ハクビシンの場合、トリップ仕様がおすすめです。詳しくはお問合せください)
畜産動物
(放牧)
ウシ 2段張り(子牛の場合、3~4段をおすすめします)
ヒツジ 4段張り
ブタ 3段張り
ヤギ 5段張り
ウマ 3段張り

※上記の内容は標準的な仕様です。地形、対象動物の月齢などその他要因によって変わる場合がございます。詳しくはお問合せください。

※角杭は木柱だけでなく、コーナーポールを使用するパターンもございます。詳しくはお問合せください。

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電源とは、「パワーボックス(本器)を動かす源」のことです。

ひとつのパワーボックスに対し、ひとつの電源を使用します。

パワーボックスごとの対応する電源については以下のようになっています。

パワーボックスごとの対応する電源一覧表

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